憲法を考える気にさせられた動画
3日には左派による憲法集会が行われたようだ。動画が公開されていた。以下は前編。
以下は続編。憲法体操という珍妙な体操が行われている(゚ロ゚;)ヒー
こうした集会に無関心でいられないのは、わたしが書く人間であるからで、物書きの市場を独占しているのがこうした集会に参加したり、集会の趣旨に賛同したりしている人々だからだ。
戦争には名付けられた過去の戦争がおびただしく存在し、現在起きている紛争があり、それぞれに複雑な原因があるだろう。
集会でいわれている戦争とは、彼らが未来に起きると想像している戦争のことなのだろうか?
ここをわざと曖昧にすることで、現実的な中国、北朝鮮、ロシアの脅威に対して、彼らが日本を無抵抗状態に置こうとしているようにしか思えない。
最も身近な、差し迫った問題として、中国から発生する尖閣・沖縄問題、「真珠の首飾り戦略」問題があるというのに、彼らには何も見えていないかのようだ。それにしては、沖縄では彼らが沢山見つかる。
原発が世界のあちこちで使われるようになったのには理由がある。当然、貧困にも原因があり、差別には対象となっている人々がいるはずだ。
個別に見ていく必要があるだろうに、彼らは物事を抽象化、単純化して平気である。そうした教育、出版傾向が戦後日本で進行し、それが民主政権時にピークを迎えた感があった。
まるで、安倍総理が魔王か何かで、とにかく諸悪の根源といいたいらしい。国民の支持を受けて安倍政権が成立したということを、彼らは認めようとしない。彼らにとっての国民とは、彼ら左派のみなのだろう。
憲法9条があるだけで世界が平和になるのであれば、もうなっているだろうに。後藤さん一人救えなかった癖に。集会を行い、そこで吠えようと歌おうと、勝手だが、役に立つ対案を出さなければ意味がない。
憲法集会の参加者は団塊の世代以上が多そうだが、こういう人々を守るために日本の軍人さんたちは散っていったんだろうなと思えば、複雑な気持ちになる。
定年まで自衛隊で勤め上げて里に帰ってきた叔父がいるが、叔父は入るときに当然ながら自分が死ぬ可能性をも考慮に入れただろうし、日々責任感と緊張感に漲る精神状態で勤務していたと想像され、第二次大戦時の軍人さんもそれは同じだっただろう。
以下の動画は、前掲の動画とは対照的に、9条どころか日本国憲法全部が無効と主張する。
ドイツの憲法については、大日本国帝国憲法に影響を与えた欽定憲法(ビスマルク憲法)や、ナチスに停止させられたが、当時は世界で最も民主的な進んだ憲法だったワイマール憲法しか知らず、大戦後のドイツの憲法がどんなものかを初めて知った。
以下の論文は、憲法について考える参考になる。
- [PDF]諸外国における戦後の憲法改正【第3 版】 - 国立国会図書館
www.ndl.go.jp/jp/diet/publication/issue/pdf/0687.pdf
ところで、出島三学者の一人、ケンペルは、日本には聖職的皇帝と世俗的皇帝という二人の支配者がいると書いている。聖職的皇帝とは天皇のことであり、世俗的皇帝とは将軍のことだ。
わたしは拙著『卑弥呼をめぐる私的考察』で「『老子』は帝王学のテキストといっていいくらいに、統治者の理想的なあり方を繰り返し説く。その理想的なあり方とは、聖なる不在である。もし、統治者が真面目に『老子』を学ぶならば、彼は卑弥呼のように身を隠すほかなくなるだろう」と書いた。
卑弥呼をめぐる私的考察(Collected Essays, Volume 3)
卑弥呼のありかたには『老子』の影響があるのではないかとわたしは考えており、そこにはのちの天皇制度を連想させるものがある。
左派の人々は単純に天皇制度を否定して何とも思わないが、天皇制度を作り上げたのは他ならぬ日本人で、天皇は日本人の智慧の結晶といえる存在であり、ある意味では日本人が生んだ、すばらしい芸術作品ともいえるのだ。
天皇が、左派がいうような一権力者にすぎないのか、そうではないのか、以下の動画を視聴して考えてみるのもいいだろうと思う。動画は、天皇陛下に対するマッカーサーの印象が日本人の運命を変えた瞬間を捉えている。
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