又姪に初対面
午前中、妹から電話があり、お昼くらいに会えないかとのこと。
わたしは急な行動が苦手なので、来るときは理想的には1週間前、最低でも2日前にはいってほしいと話してあるのだが、フィーリングで行動するタイプの妹夫婦には通じない。
体調的にももう一つで、急には困るというと、困るならいいよ、と妹。
じゃあ日を改めてくれるのね、というと、もう1時間ほどで着くからそちらには行くけれど、ホテルでランチして帰るから気にしないで、と妹。
ホテルでランチって……すぐ近くのホテルだった。おまけに、赤ちゃんの声がするではないか!
何と、姪と又姪(姪の娘)も一緒だそうな。そりゃあ、会わないわけにはいかない。
会うよ、会う、でもうちは狭い上に散らかってるよ、というと、お邪魔する気はないから、と妹。
妹の家からだと高速を使っても2時間半はかかるはずだが、あと1時間ほどのパーキングからの電話だった。
大慌てで、散らかした本また本を別の部屋へ。何だか頭が混乱して、手順がわからなくなる。
お茶菓子も何もない。夫が食器を洗ってくれて助かった。
近くのホテル1階のレストランのランチはバイキング式で、予約なしでもよいが、混み具合では入りそびれることもある。
予約を入れたあと、赤ちゃんはまだ5ヶ月、レストランで大丈夫かしらと不安になった。
ところが、又姪は最高に場所柄をわきまえた赤ちゃんだった。
又妹と初対面し(写真で見ていたせいか、初めて会う気がしなかった)、2時間ほどもレストランにいたのに、ほとんどぐずらなかった。
公共の場ではいつもそうなの、とすっかりお母さんらしくなった姪。
今のベビーカーは便利で、ベッドのように平べったくなり、赤ちゃんは時折足をバタつかせながら、ご機嫌。
ぐずりかけても、妹、姪、わたしが時々抱っこすれば、泣き止む。
又姪を初抱っこ。忘れていた、赤ちゃんの感触はたまらなかった。
柔らかくて弾力があり、髪の中にキスしてしまいながら、うっとりと抱き締めた。
「わたしも孫ほしい」と思わずいうと、皆が笑った。
写真はブランデーをかけたアイスクリームの山に火がつけられ、青く燃え上がったところ。
ざっくばらんなバイキング式に、隣席との距離もあったので、皆で快適に過ごし、糖尿病の妹のご主人も(薬を飲んでいるが、数値がよくなったので、お酒なども普通に飲むそうだ。普通の食生活を送りさえすれば問題ないレベルらしい)、糖尿病になりかけのわたしも、しっかり食べてしまった。
途中、姪が授乳とオムツ換えのため、赤ちゃんと共に席を外した。オムツ換えには、3階まで行かなくてはならなかったそうだ。
幸いホテルの裏がスーパーなので、夫に皆と一緒に家に行って貰い、スーパーでお茶菓子、蜜柑、ジュースなど買った。
夫が得意のコーヒーを淹れてくれていた。定年前には考えられなかった甲斐甲斐しさがありがたかった。
赤ちゃんが転がれるよう、座布団の上にクリーニング済みのマルチカバーを敷き、即席の赤ちゃん用ダブルベッド。
家では又姪は暴れん坊の赤ちゃんになり、抱っこを嫌がり、ぐずる。
大物になりそうな、デカい泣き声。泣くと、眉辺りが赤くなり、それがまたかわゆい。
レストランでのおとなしさとは打って変わり、好きに泣き、好きに顔をしかめ、好きに笑う。
「レストランではお利口にしていたから、もう好きにさせて」といいたげ。
首はすっかり据わっていて、寝返りはまだだが、うつ伏せにすると、顔を上げるので、まもなくだろう。
急な訪問でろくなおもてなしもできなかったが、赤ちゃんのいる風景はとてもよかった。
誕生して1年後に産休の切れる姪。妹はパートをやめて赤ちゃんを見るつもりだという。
そうなると、自分の子とは違うプレッシャーを感じると妹。
妹は健康だが、頑強というわけではない。年齢から来る体力の衰えを思えば、いろいろと心配だとか。
玄関の外に出したベビーカーへ又姪を寝かせるとき、胸がキュンとなった。
またね、ココ――又姪の愛称――ちゃん、といった。
妹と姪が買ってくれた、ホテルのケーキは食べてしまうだろうなあ。
明日から3日~1週間はダイエットの必要がありそう。
これも貰いました。ふくや「明太せんべい」。ピリッとして、美味しいです。
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