アジアインフラ投資銀行(AIIB)について、おすすめYouTube
中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)が話題になっている。
AIIBへの参加表明国は3月31日までに51か国に上り、アジアの途上国だけではなく、ヨーロッパからの参加表明も目立つ。
アジアインフラ投資銀行(アジアインフラとうしぎんこう、英: Asian Infrastructure Investment Bank, AIIB)とは、中華人民共和国が提唱し主導する形で設立を目指している、アジア向けの国際開発金融機関。2015年の業務開始を予定している。
概略
日米が主導するアジア開発銀行(ADB)では賄いきれない増大するアジアにおけるインフラ整備のための資金ニーズに、代替・補完的に応えるということを目的として、中国が設立を提唱した。
当初は東アジア、東南アジア以外の国の参加はないと観測されていたが、実際には創設メンバーとなるための期限である2015年3月31日までに、イギリス、ドイツ、フランス等ヨーロッパの主要国を含む5大陸51の国と地域が参加を表明した。一方、AIIBと業務内容が一部重複するADB(中国はAIIBはインフラ整備に資金供給を行なう一方で貧困削減は世界銀行やADBの仕事だとしている)の筆頭出資国でもあるアメリカと日本は、ガバナンスがない、出資の透明性に欠ける、国際金融機関が融資先に対して課しているのと同様の高い基準の確保に関して疑問がある、などとして参加を見送った。 AIIBにはガバナンスがなく、中国は半分の資本を拠出するのみで、みずからが好む国にインフラ支援を、二国間支援に比しておよそ2倍のレバレッジを効かせて行えることとなり、中国は援助予算総額を増やすことなく援助効果の倍増、またAIIBを対アジア外交強化に用いることが可能となるともされるが、日米不在の現状のままでは資金に莫大な不足を抱えたままの開始となり、中国が巨額損害を被りAIIB自体が失速する可能性があるともされる。申請期限切れを間近に控えた2015年3月20日、中国は日本とアメリカについては申請期限後も参加を待ち続けると表明している。
うーん、中国主導というのが引っかかる。
何よりの問題として、中国が中国共産党による一党独裁体制だというところ。どう主導するつもりなのか、甚だ不安。
しかも、中国は国内での政治的な混乱が伝えられ、対外的には侵略、威嚇行為を続けており、大気汚染原因物質PM2.5をはじめとする環境汚染、食品汚染問題を国内外に向けて撒き散らしている最中。また、日本にとっては、尖閣、南京、慰安婦といった問題で困らされてきた相手でもある。
日本が参加を見送ったことで、政府にブーイングが浴びせられているが、耳を澄ませると、例によってブーイングは中韓贔屓の左派から、不参加を賢明だったと賞賛する声は主に保守派から聴こえてくる。
テレビをつけていると、いつもながら左派の声ばかりが――少数派のはずなのに――聴こえる。まあ自民党には中国贔屓も結構いるので、それらの声も混じってはいるが。
嫌でも左派節は耳に入ってくるので、インターネットでなければ接する機会の少ない、不参加を賢明と評価する声を動画から集めてみた(保守派の声のほうが小さいというのは、本当にどう考えても変)。
麻生財務相がAIIBに血税を投入しない理由、「AIIBは審査の甘いカードローン」と明快に解説する上念司氏、中国の投資の仕方がどんなものであるかの実態を語る渡部陽一氏の声は貴重に思われる。また、なぜヨーロッパの国々からの参加が相次いだのか、動画は語っている。
麻生太郎財務相
https://youtu.be/IiyoqyuyEXo
上念司(経済評論家)
https://youtu.be/I1S7Xt-YDy8
渡部陽一(戦場カメラマン)
https://youtu.be/gMPDrTkzFfo
小山和伸(経済学者)
https://youtu.be/BWH7m1MvubM
青山繁晴(シンクタンク経営者)
https://youtu.be/BvYB1SySNMA
三橋貴明(経済評論家)
https://youtu.be/JpuADz69XmY
クライン孝子(ノンフィクション作家)
https://youtu.be/2tOvdNmDcKA
櫻井よしこ(ジャーナリスト)
https://youtu.be/H5QYVJA__H4
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