初創作。年賀状。
自分のために書きたい神秘主義短編があると過去記事で書いたが、書き始めたら幻想短編になってきた。
書きたいと思った小説とは違ってきたので、放り出したくなった。しかし、そうすると、気分が乗らないまま書き損じを重ねそうな不安を覚え、プロットを練り直した。
まだ正月気分が抜けないのか、全く書く気分になれなかった。
が、書き始めたからには完成させよう。
プロットを練り直して別物にすると決め、書き出してからは、結構楽しくなってきた。まだ400字詰原稿用紙にして3枚だけれど。
初の歴史小説に入るまえの適度なウォーミングアップになりそう。
昨日からプラトンの「クリティアス」を読み返していた。アトランティス王国のことを書いた未完の作品で、わたしにはそれほど面白いとは思えないのだが、この作品には気になる箇所がいくつかある。
関連のある「テアイテトス」を読み返したら、その点について書きたいが、読む時間があるかしら。
その時間もなさそうなのに、「クリティアス」を読んだらフランシス・ベーコンの「ニュー・アトランティス」も再読したくなった。
人間の陥りやすい誤りを4つのイドラ(幻像)として述べた「ノヴム・オルガヌム」とユートピア物語「ニュー・アトランティス」を初めて読んだのは大学時代だが、イドラというと当時も今もイソギンチャクを連想してしまう。
「ニュー・アトランティス」の内容は忘れてしまった。本棚を探してもないので、図書館から借りて読んだのだろうか? どうしてもすぐに読みたくなり、キンドルでないかAmazonに行ってみたが、キンドルでは出ていなかった。
プラトン、プロティノス、諸子百家、フランシス・ベーコン、ロックなど読んでいたころの幸せな読書体験を思い出す。
あれこれ気を散らさず、短編を仕上げ、初の歴史小説に入らなくては。
初の歴史小説、5編の短編を書いてまとめる予定だが、最初の短編……全然自信がない。
年賀状、どの年賀状もありがたく拝読したが、高校時代の国語の先生は、年賀状に「文学への精進、頑張られることを期待しております」とお書きになっていた。
「卑弥呼をめぐる私的考察」を書いたときに親切にしていただいた歴史作家の中津攸子さんも、「豊かなご発想とご活躍を」とお書きになっていた。神智学関係の知り合いも「萬子媛は出来ましたか?」とお書きになっていた。
周囲に宣伝し、激励していただいたのは嬉しいが、果たして仕上げられるのだろうか?
ところで、何年も毎年元旦に届いていた年賀状のうち、5枚ほどがまだ届かない。5枚ともなると、その人々に何かあったと考えるより、郵便事故の可能性のほうを考えてしまう。
夫の親友からクリスマスに「年賀状、投函したよ。読んでね」とメールがあったのだが、年賀状が届いたのは3日。年賀状の届きかたが、今年は特におかしかった。
年賀状で安否確認している、年賀状のみのやりとりとなっている人々があり、来ないと気にかかってしまう。
創作に乗れない原因は、正月気分から抜けていないことより、このことかもしれない。まあ年賀状のことだから、これも正月気分のうちに含まれないこともないが。
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