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2015年1月21日 (水)

19日に内科、循環器クリニックを受診

午前中に予約していた日赤の内科、午後に予約のいらない循環器クリニックを受診した。

《内科》

副甲状腺機能亢進症の疑いがあり、半年に1度、経過観察していただくために内科を受診している。

それ以外にも、循環器クリニックで受けた血液検査の結果から、糖尿病の心配が出てきていた。

幸い、血糖値は、前回日赤の内科で受けた結果とあまり変わらず、大丈夫だろうとのこと。これが高ければ、もっと詳しい検査に入らなければならないところだったが、やった!との思い。まさにダイエット効果だろう。

担当医が女医さんに変わり、I先生は同性だから、何の遠慮もなく、しっかりとわたしの腹回りに視線を注がれる。そして、わたしを見つめ、満足そうに、頼もしそうに、微笑まれた。

血液検査の結果からも、外観からも、糖尿病の懸念が遠ざかったことを確認なさり、わたしの努力を褒めてくださった……そのような表情だった。

まあ摂生に努めているかどうかは、腹回りを見れば、一目瞭然ですわね。

昨年の5月からダイエットに入らなければ、間違いなく、糖尿病になっていたと思う。努力が実ったかたちだ。

γ-GTPは酒飲みが気にする数値だが、わたしがお酒とは全く縁がないことを 12L という数値が物語っている。基準値は16―73IU/l。

基準値より低くても問題ないようだが、低い場合はタンパク質不足だと解説された複数の専門サイトを閲覧した。一桁だと要注意らしい。

ダイエットを始める前の2014年4月21日の血液検査では、γ-GTPは17で、基準値内。それがダイエット開始後の2014年7月14日の検査では 11L で、継続中の今回も 12L という低さだから、明らかにダイエットが関係しているようだ。

タンパク質の摂取は夕食が主で、他ではミルクコーヒーに入れるミルクくらい。朝も、卵とか豆腐などのタンパク質を摂るようにすべきかもしれない。

それにしても、何を食べたか、食べなかったかは、血液検査に如実に表れるわね。つまり、食生活で改善できることは多いということだろう。

糖尿病対策は今の食生活でOK(もう少しタンパク質をプラスすれば健康度はさらに上昇)、と解釈できる。

また、前回2014年7月14日の血液検査では、先生は何もおっしゃらなかったので心配するほどのこともなかったのかもしれないが、eGFR(推算糸球体濾過量)の数値が気になり、以下のように書いている。

前回(2014年7月14日)は何も印がなかったのに、eGFR(推算糸球体濾過量)の項目がになっていた。
慢性腎臓病(CKD)は、その重症度に応じて、ステージ1からステージ5の5段階に分けられており、その指標となるのがeGFRだという。
それによると、わたしは57.6で、G3a。ステージ3で、「軽度~中等度低下(60>GFR≧45)」。
ステージ3にはaとbがあって、aは軽いほう。45>GFR≧30になるとG3b、中等度~高度低下となる。
前回は66.7で、まだステージ2だった。正常または軽度低下(90>GFR≧60)だった。

それが今回は、2014年4月21日の血液検査結果と同じ66.7に戻っていた! ダイエットしてから、いいことずくめ。

次に、血液検査でわかる副甲状腺関係。

ALP(アルカリホスファターゼ)は多くの場合、肝臓の異常や骨疾患(副甲状腺機能亢進症、くる病、骨肉腫など)により血液中で上昇する。基準値は104~338IU/L。

2010年からのALPの推移は、354H 429H 332 289 414H 300 322 378H 375H 373H 386H 399H 347H(347が今回、2015年1月19日の検査結果)。

ホールPTH(副甲状腺ホルモン)については「前回少し高かったので、今回も調べて貰っています」と先生。

ホールPTHの結果は次回行ったときでないとわからず、用紙が別になっている。この結果を貰うのを忘れがちなのだが、今回もうっかりして貰い損なった。

2014年4月21日に以下のように記録したきりだ。

ホールPTH(副甲状腺ホルモン)の基準値は9~39pg/ml。2009年からの推移は、42H 45H 63H 115H 55H 35 33 73H 74H 54H 67H(67が前回、2013年10月28日の検査結果。ホールPTHの検査結果が返ってくるまでに時間がかかるため、前回受けた検査結果しかわからない)。

次回行ったときには、忘れないようにホールPTHの結果もプリントアウトして貰おう。だいたい、これを診ていただくために、内科受診しているようなものなのだが。

Ca(カルシウム)は副甲状腺機能亢進症で上昇する。基準値は7.5~10.0mg/dl。Ca値は動くことが少ないそうで、これが大きく動けば大問題ということになる。

2009年からの推移は9.7 9.7 9.0 9.0 9.1 9.1 9.0 9.2 10.0 9.8 9.3 9.7 9.4(9.4が今回、2015年1月19日の検査結果)。2013年3月28日の検査では10という上限値だったが、その後は9台で、相変わらず上限付近をうろうろしているものの、基準値内にとどまっている。

副甲状腺機能亢進症は、20年くらいの長い経過をとってあらわれてくることが珍しくない病気だそうだから、今後も経過観察を続けていただくことが大事だと思われる(以下の過去記事を参照)。

《循環器クリニック》

結論からいえば、40日に1回の受診が前回から60日に1回になっていたが、脈拍、聴診などの診察の結果が悪くなかったので、そのまま2ヶ月に1回の受診でいこうということになった。ホント、ダイエットしてからいいことずくめ。

クリニックでは静脈瘤の手術が増えたようだが、水曜日が休診になった。

新しく入った看護師さんが、クリニックと日赤での血液検査の項目を比較して、日赤で行っていない項目だけ、次回血液検査をします、とおっしゃった。このような連係をわたしは期待していたので、ありがたかった。

しかし、総合病院では病院の指示通りに動けばいいから、クリニックでもついそうしてしまいがちだが、ここでは自主的な行動が求められているようだ。本当は自分で、そうしたことを行うべきなのだ。

基本的に、検査関係は患者の側から申し出ることになっているようだ。それをしない患者に対して、看護師さんによっては、検査を促してくださることもあるということなのだ。そうしてくださらない看護師さんにばかり当たると、ずっと検査しないままになってしまうことがある。

日赤と循環器クリニックの血液検査の項目はだいたい重なっているそうだが(日赤のはアルファベットと数字ばかりで、わたしにはわかりにくい)、心房細動の予防で飲んでいるサンズムの血中濃度は半年に1度は検査しなくてはいけないそうで、次回は朝食抜きで受診し、その血液検査と、尿、心レントゲン、心電図の検査を行うことになった。

診察室で、先生は、看護師さんからの検査依頼に快く許可をなさった。日赤での血液検査も快く見ておられた。以前は、日赤などの他系列の病院での検査結果は見せにくかったのだが、何という違い! 今では、そちらでも診て貰っていることに安心なさっているかのよう。

これは手術などの仕事が増えたからなのか、それとも、他病院での検査結果をいきなり診察室で出してしまっていたから先生を不快にさせていたのか、よくわからない。両方かも。

とりあえずは、まず何でも看護師さんにいおう。ただ、看護師さんによっては「直接先生に……」とおっしゃる方もいて、統一がとれてない難しさがある。

薬局で、以前何度か接したことのある洞性頻脈の薬剤師さんと久しぶりにお話しした。

薬剤師さんの脈拍数は現在80―90で、高校生のときからそうだという。自分では、少し速い脈でも慣れているせいか、特につらくはないとおっしゃる。血圧を下げる薬を1種類飲んでいるそうだ。

ただ、前にわたしと話したころは90くらいが続き、ちょっとつらかったとか。

洞性頻脈で薬を飲んでいる患者さんは「結構いらっしゃいますよ」と薬剤師さん。40代くらいの男性の薬剤師さんだが、話していて心が安らぐ。

脈拍数120でテノーミンを飲んでいるという中年女性の患者さんと話したときも心が安らいだ。とても穏やかに話せる。こんなことって、めったにない。

人と話すときは、いつも少しエキサイトしているか、少しトーンダウンしているかのどちらかで、つまり少しとはいえ無理をして人と話しているのだろう。それがなく、本当に自然にくつろいで、優しい気持ちで話せるのだ。

そういえば、亡くなった詩人と呼んでいた女友達が、同じ病気(統合失調症)の人は気持ちの優しい人が多いので、ごく自然に話せて楽しいといっていた。

同じ病気の人はいわゆる同類で、調和しやすい……ということだろうか。これが冠攣縮性狭心症や心臓弁膜症、心房細動の人となると(どれもわたしが持っている心臓疾患ではあるが)、違う人種という気がしてしまう。何の違和感もなく話せるのは、要治療で薬を飲んでいる洞性頻脈の人に限るのだ。

洞性頻脈は健康な人間にも起きるので、治療が必要な場合にも放っておかれやすい。その逆に、一時的なものとして放っておくべきところを投薬治療を受けているせいで、ひどい血圧低下とか心不全気味になるといった、本来は悩まされずに済む副作用に悩んでいる人も多いのかもしれない。

治療が必要な洞性頻脈は、ホルター心電図(24時間心電図)でわかりやすい。月に何度か起きるような発作型の不整脈は、携帯型心電計でわかりやすい。

大抵の不整脈は、ホルター心電図か携帯型心電計で拾えるのではないかと思う。循環器専門の病院であれば、いえば、貸して貰えるはずだ。これらの検査を受けられないまま、ドクターショッピングを続けるより、ドクターに申し出てでも試してみる方をおすすめする。

更新した記事「治療中の疾患と服用中の薬について」に追加した、洞性頻脈に関する拙過去記事をここでも紹介しておく。

以下は、循環器クリニックで出していただいた薬。冠攣縮性狭心症の発作時に使用するミオコールスプレーとニトロペンはまだあるので、今回は出していただかなかった。

心臓の薬(60日分)

  • インデラル錠10㎎ 1回1錠 毎食後
  • ニコランジル錠5㎎「サワイ」(先発品:シグマート錠5mg) 1回1錠 毎食後
  • サンリズムカプセル25㎎ 1回1Cap 毎食後
  • ジルチアゼム塩酸塩徐放カプセル100mg「日医工」(先発品:ヘルベッサーRカプセル100mg) 1回1Cap 朝・夕食後
  • 一硝酸イソソルビド錠20㎎「タイヨー」(先発品:アイトロール錠20mg) 1回1錠 朝・夕食後

腎臓・尿管結石の薬

  • ウロカルン錠225㎎ 1回2錠 毎食後 30日分

喘息の薬

  • フルタイド200ディスカス(ステロイド剤) 1個 吸入

ナンか、この記事書くのに時間がかかった。最後に、日赤の帰りに寄った百貨店6階のカフェ・ド・クリエで飲んだココアをアップしておこう。摂生を続けている自身へのご褒美のココアだった。

Co1

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