歴史短編1のために #10 英彦山修験道絵巻に関する本
(43)まで書いていたノートは閉じてしまいましたが、創作の進行具合やちょっとしたメモは書いていきたいと思っています。発表を考えると、この記事もまた閉じることになるかもしれませんが。
初の歴史小説関係の創作作業が止まっていました。12月になると、どうしても雑用が増えますね。
そんな中で、江戸時代の2人の黒衣の宰相(天海・崇伝)と林羅山の本はどうしても読んでおかなくてはならないので、黒衣の宰相の本を午前中、少し読みました。
英彦山修験道に関する本も読みかけています。江戸時代に作られた「彦山大権現松会祭礼絵巻」に関する優れた本です。
英彦山座主(英彦山を統括する首席僧)・亮有に萬子媛の姉が嫁いでいます。
絵巻が作られたのは有誉が座主だったときですが、この本には有誉の父が亮有で、母は花山院定好の娘だと書かれています。亮有の弟は愛宕家を創立し、宰相まで昇進したとあります。
花山院萬子媛を中心にして、これほど江戸時代を調べることができるとは意外でした。
萬子媛が後陽成天皇の曾孫女として公家に生まれ、武家に嫁いで、嫁いだ先は江戸外交の舞台、防衛の最前線に近いところだったという点を凝視していると、江戸幕府の国のまとめ方、その優れた点と問題点、また国をゆるがす重要な出来事が次々に浮上してきました。
そして、萬子媛が出家して断食入定という半端ではない生き方をしたことを凝視していると、今度は宗教的絵巻物が目の前に表れてきたのです。二つの凝視からわかったことは一つに溶け合います。
どこからどうアプローチしたらよいのかわからないまま、下調べに入ったときからすれば、本当にいろいろなことを知りました。どう書いていくかの方針も定まり、まずポイントとなる点を定めて5編の短編小説を書いてみることにしたのでした。最終的に5編の短編小説を1編の長編小説にまとめあげる予定です。
その最初の短編小説を今年中にも仕上げたいと急くあまり、乱暴な展開になりかけたので、自粛し、ゆっくり進もうと考え直したところです。
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