『詩人の死』をお買い上げいただき、ありがとうございます!
『詩人の死』(B00C9F6KZI)を11月26日ごろ、お買い上げいただいたようです。ありがとうございます!
『詩人の死』は5冊目のお買い上げでした。
冒頭に掲げている2編の詩は一部だけですが、以下で完全な形でお読みいただけます。
- カテゴリー「友人の詩/行織沢子小詩集」
https://elder.tea-nifty.com/blog/cat20484287/index.html
詩人と呼んでいた女友達が2012年2月に亡くなってから、孤独を噛みしめる日々です。彼女が亡くなってから、わたしには真の意味での――文学を芸術の一分野と意識した――文学仲間と呼べる友人がいなくなりました。
唯一の慰めは、郷土史家と知り合いになれたことでしょうか。無私の境地で郷土の歴史に取り組んでいらっしゃる姿が、わたしにはとても励みになります。使用の許可をいただいた資料を無駄にしないよう、時間がかかっても、それを生かした作品に仕上げなければと思います。
でも、作品を仕上げたところで、読んでほしい彼女はもういない。霊的感受性には優れ、見えない世界の人々のオーラや気遣いを感じる機会の少なくないわたしですが、彼女のことは何も感じられません。あの世のことに関心のある人ではなかったし、そうした話題はわたしたちの間ではありませんでした。
彼女の作品には神秘的なところがあり、形而上的なところがありますが、それはあくまで理知的に、いわば理系的に突き詰めた性質のものではなかったかとわたしは考えています。
形而上的な彼女は、決して神秘主義的ではありませんでした。そんな、自分とはタイプの異なる彼女との会話は、本当に楽しいものでした。話すたびに、自分が何か高められるような気がしたものです。
サンプルをダウンロードできます。
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