歴史短編1のために #11 宇佐神宮の後継者問題、郵政改革
ふと、宇佐神宮の後継者問題はどうなったのだろうと気になった。以下の記事で、わたしは次のように書いている。
厄祓いは陰陽道から来ているのだろうが、ということは起源は中国の道教だろう。
宇佐神宮の厄祓いは迫力のある演奏(?)ですばらしく、『源氏物語』の生霊退散のシーンを連想したりした。それにしても、宇佐神宮の後継者争いには片がついたのかどうか。
- 2010年12月29日 (水)
ちょっとメモ。お礼。
https://elder.tea-nifty.com/blog/2010/12/post-53b8.html
初めて宇佐神宮で厄祓いしていただいとき、大変感激したが、次に参詣したころから何となく宇佐神宮が荒んでいるような気のすることがあった。境内は整備されていたから、外観ではない。
気が荒れているような気がしたのだった。そんなことが何年か続き、また家族の1人が厄年で厄祓いしていただく必要(?)が生じた。そのとき、前のような感激がなく、何となく形式だけのような感じを受けたのだった。
宇佐神宮に後継者問題が持ち上がっていることを知ったのは、そのころではなかっただろうか? なるほど、とわたしは納得したものだった。
またまた家族が厄年で、厄祓いしていただかねばならなくなった。祐徳稲荷神社の萬子媛をモチーフに歴史小説を書きたいと思い立ち、神秘主義者としては貴重な内的な体験もあり、祐徳稲荷神社に行く機会が増えたこともあって、厄祓いもお願いした。宇佐神宮からは足が遠のいていた。
ググってみると、以下が宇佐神宮の後継者問題に関する最新情報のようである。
産経ニュース
2014.5.27 13:58更新
http://www.sankei.com/life/news/140527/lif1405270019-n1.html
宇佐神宮の世襲家を権宮司から免職 神社本庁、異例の措置に「やむを得ず」全国の八幡宮の総本宮、宇佐神宮(大分県宇佐市)世襲家の到津克子さんを、神社本庁(東京)がナンバー2の権宮司から免職したことが27日、神社本庁への取材で分かった。宇佐神宮は到津さんを解雇した。ともに15日付。宇佐神宮では近年、トップの宮司(代表役員)の継承問題で対立が続いていた。
神社本庁によると、神職の免職、解雇は全国的に珍しい。神宮は解雇理由を明らかにしていないが、現在は別の男性権宮司が代理を務め、職務に支障はないとしている。神社本庁秘書部は「1月に宇佐神宮からの申し立てを受け、慎重審議の結果、やむを得ず免職の判断をした」と話した。
宇佐神宮では前宮司が平成20年に病気のため退職後、神社本庁が経験不足を理由に到津さんの宮司就任を認めなかった。到津さん側は宮司としての地位確認を求め22年に大分地裁中津支部に提訴したが、昨年5月に最高裁で敗訴が確定した。
過去のニュースでは、到津克子さんは既に秘伝を受けられている、という話であった。ニュースのような裁判の結果では、宇佐神宮のどこか気の荒れたような、高級霊不在のような雰囲気は続くのではないだろうか。
誰がトップの宮司にふさわしいのか、わたしにはわからない。が、宇佐神宮のファンにとっては何となく残念なことに思える事態であるし、それもこれも、明治政府の神仏分離政策による廃仏毀釈に遠因があると考えれば、日本人の1人として、そして見えない世界にいくらかの知識と感受性を持つ1人の神秘主義者として、複雑な気持ちになる。
今書いている歴史小説には、現代のことも解説的に挿入したいと考えている。
江戸時代の寺請制度(檀家制度)により、仏教の世俗化が固定してしまい、明治維新の廃仏毀釈によって、仏教も神道も壊滅的状況に陥った。
そして、もし小泉郵政改革がサイト「経済コラムマガジン」の『郵政改革と宗教戦争』で論ぜられたような「平成の物部氏と蘇我氏の争い」を隠していたのだとすれば、このとき神道は息の根をとめられようとしたのである。
前掲のコラムが衝撃的だったので、以下の拙ブログ過去記事のライン以下に転載させていただいた。
- 2014年1月15日 (水)
結石はまだ旅行中。韓国「慰安婦を記憶遺産に」。東京都知事選。
https://elder.tea-nifty.com/blog/2014/01/post-f061.html
#10で、英彦山修験道絵巻に関する本について触れ、それはまだ読んでいるところなのだが、絵巻に描かれた行事における人々の衣装や道具などは、まるでカーニバルかと思ってしまうような、きらびやかな神仏混淆の様だ。
平安末期に後白河法皇によって編まれた歌謡集『梁塵秘抄』を読んでも、神仏は何て見事に融け合っていることか。
いや、現代もそうではあるが、肝心の中身が相当部分、消失してしまっているような虚しさを覚える。歴史に残る傷跡を調べていると、それも無理からぬことだったと気づかされるのだ。
日本人は本来、すばらしいものは否定できないのである。悉く受け入れてしまうのである。それが民族性なのだ。
萬子媛の時代には、まだ中身が備わっていた。それだけの凄みが萬子媛の生き方にはあり、その気は今なお、見えない世界から伝わってくる。わたしはそれを書きたい。
※この記事はまだ書きかけです。
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