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2014年10月25日 (土)

洋服を着て現れるようになった、夢の中のプードル

わたしの夢では、創作意欲、作品傾向をシンボライズしていると思われるプードルが時々出てきます。

昨夜の夢では、登山家か冒険家のような重装備で現れました。あのアトムのような足に、紐のついた靴も履いていました。

前回プードルの夢を見たときから服を着ていて(それまでは裸でした)、何を意味しているのだろうと考えたくなります。前回はバーバリ風の茶色い立派な服と洒落た帽子を被っていました。

今回重装備で現れたのは、初の歴史小説を構成する第一作目の短編を書こうとしている自身の意気込みを表現しているのではないかと。

わたしの夢ではしばしば、作品は赤ん坊、電子書籍は馬、賞は公衆便所(家のトイレの場合は家計)をシンボライズしています。

夢占いの本では、大便はお金をシンボライズしていると書かれています。夢では、トイレが経済活動と関係しがちであることは間違いありません。尤も、トイレへ行きたい場合、それがそのまま出てくることがあります。

公衆便所の様子、そこにズラッと並んで順番を待っている人々は、賞の性質、応募者を表現していて、これがなかなか絶妙な表現をしてくれます。

手洗い場もないような田舎の農家風なひどく臭う、汚いトイレ(個室は3つ)。民宿風の廊下から庭に出たところにある、小鳥の声なども聴こえて、長閑だけれど、子供の嘔吐痕がこびりついているトイレ(個室は1つしかない)。比較的小綺麗で、長い手洗い場が印象的なトイレ(個室は4つ)。

あまり賞に応募しなくなったので、それを意味していると思われる夢を見る回数は減りましたが、以前見た夢では、凍てつくような広場一面に、沢山の犬が横たわっていました。

ゴールデン・レトリーバー、シベリアン・ハスキー、ドーベルマン、ダルメシアンのような大型犬。秋田犬、紀州犬、柴犬のような日本犬。それに、いろいろな室内犬がいました……

そこへ、飼い主が自分の犬を探しにやってくると、犬はむっくり起き上がり、飼い主と一緒に帰宅していきました。犬たちは落選の通知でトーンダウンした応募者たちの創作意欲をシンボライズしていたのでしょうね。

夢を見た当時、応募仲間(?)のうちの1人の女性の犬は、ちょっぴりお尻が垂れたパンダ風の犬でした。体力のありそうな大型犬。実際にその人は多作する人で、そのあと某賞で佳作をゲット。

当時は張り合ったために互いに神経過敏で、よくくっついたり絶交したりしました。その人とは今はおつきあいがありません。それがたまたま、その人のブログを発見してしまいました。

感じのいい、面白いブログで、ああ賞狙いさえしていなかったら、互いにあんなにぴりぴりすることもなく、よいおつき合いができていたかもしれないのにな、と思ったりします。

賞がヨットレースになって、夢に出てきたこともありましたっけ。海の色合いは日本の海というより、エーゲ海。様々なヨットがありました。晴天なのに、風が強く、次々に難破していくのですが、その難破する様子もいろいろで、興奮しました。

賞では数人の受賞者を残して(「該当作なし」だけのこともありますね)、あとは全部落選するわけですが、創作という行為自体がミューズに愛でられているんだろうな、とすばらしいヨットの夢を見たあとで思いました。

1度落選した作品を他へ応募してはいけないという文学界のムラ的習わし、わたしには世俗的な理由としか思えません。

作品は、落選したからといって紙屑と同じではないのです。その賞の観点からは如何に不出来に見えようと、作者にとっては生命の宿った、かけがえのないものです。丹精こめたものです。

印象派のアンデパンダン展を想えば、わかるでしょう?

賞の評価は、いうまでもなく絶対ではありません。落選したあとで別の選者を求めて、別の賞に応募するのがむしろ自然ではないでしょうか。

そんな賞ごとの使い捨て作品というのが、わたしには理解できません。

複数の賞の下読みが同じ人達で構成されていることがしばしばあると、見聞きします。怖ろしい話です。あっちに行っても、こっちに行っても、同じ首斬り役人に出くわすのですね。

左派にのっとられているという日本の文学界らしい現象ですわ。

電子書籍の世界には落選者の作品も多いと思いますが、印象派のアンデパンダン展的世界を形成できたらいいですね。でも、電子書籍の世界は一頃に比べると、活気がなくなった気がします。

そういえば、過去にいろいろと教わった女性編集者から会おうとお誘いがありましたが、絶交の原因となった文学観の違いを、わたしはどうしても乗り越えることができそうになく、ありがたいと思いながらも断ってしまいました。

なつかしかったし、お目にかかれば、またよい刺激を受けられるだろうと思うと残念ですが……

わたしの犬(創作意欲、作品傾向をシンボライズ)は、過去記事で書いたように、なぜかいつもプードルです。

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