村上春樹と大麻
「村上春樹 大麻」の検索ワードで当ブログにお見えになった方々があったので、ググってみると、以下の記事が出てきた。
- 村上春樹 酩酊した「ドイツ“大麻”パーティ」の一部始終
- 仰天! 村上春樹が大麻パーティに参加していた! 酩酊写真も流出
これらの記事によると、それは昔のことであり、また春樹が日本で大麻を吸うことはないそうだ。
今、こうしたことについてきちんと調べたり、書いたりしている時間がないので、少し、雑感だけ。
黒っぽい霧のようなオーラを発散している、催眠性のある小説群だと感じ(わたしの妄想と思っていただいても結構だが)、その流行に危機感を覚えてきたのだが……。
大麻と親和性のありそうな作風に、ハーメルンの笛吹き男のイメージが重なる。
ソフトドラッグを煙草やお酒の害と比較して、合法とすべしと主張する記事を複数読んだが(反対する記事はもっと沢山読んだ)、わたしは絶対に反対で、神秘主義者として書きたいことがある。
正統的な神秘主義の本で、煙草、お酒、麻薬をすすめている本などない。厳格に禁じている。現代科学では知られていない理由があるからだ。
無理のないウォーキングやダイエットでも、ハイになることはできる。良質の高揚感だと思う。
わたしは前世で修行したという記憶を少しだけ保持している神秘主義者で、おそらくはその前世の修行体験が手伝って今生で自然に拓けた感覚により、恍惚となるほどにすばらしい内的な体験をすることがまれにあるのだが、それはあの世に行くまでの楽しみとしてとっておいてもよいと思うことがある。
ましてや、薬物を用いてすばらしいと感じられる体験をしても、所詮、それは幽界体験にすぎないと思われる。麻薬には、高揚感をもたらす状態から悪夢をもたらすオゾマシイ状態へと暗転させる作用があるようだが、高級世界の体験ではそれは考えられないことだからである。
勿論、そもそもが薬物を用いて体験できる高級世界などない。
幽界は主観的な、半物質的世界であり、地上界の延長線上にあるといわれる(場所としてではなく、状態として)。
幽界は、日本神話では黄泉、ギリシア神話ではハーデース、エジプト神話ではアメンティ(沈黙の影の国)、サンスクリットではカーマ・ローカ(ローカは存在世界、カーマは欲望)、スコラ哲学ではリンボ界、神智学ではアストラル界ともいう。
幽界的事象に、神秘主義的意味合いで霊的という言葉を使うことはできない。
仮に、時々ほどほどの快適な体験をする程度で済むとしても、薬物でよい思いをしたいという依存性は霊媒体質を作りやすくする。霊媒体質になれば、どんな危険に巻き込まれるかわからない。
最近流行っているらしい前世療法などの催眠療法についても、わたしは心配だ。正統的な神秘主義ではこれは黒魔術に分類される。
こうしたことについて、きちんと書くとなると、時間がかかりそうだ。
初の歴史小説を優先すべきか。ちょっとニュースやアクセス解析をチェックするつもりが、そのたびに変わったニュースや情報が飛び込んできて、気をとられてしまう。
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