『不思議な接着剤1 冒険前夜』の表紙。ともさかりえ、NHKの朝ドラ「花子とアン」。
時間を食っている『不思議な接着剤1』ですが、サブタイトルを「冒険への道」から「冒険前夜」に変えたので、表紙を作り直しました。
しばらくGIMPを開いていなかったら、やり方、かなり忘れてしまっていました。といっても、まだごく初歩の段階で、できることは少ないのですが。
以下のフリー素材専門サイトから、可愛らしいフレームをお借りして、1巻の「1」を入れさせていただきました。素敵なフレームが沢山あります。
- デザイン枠、飾り罫素材専門サイト「フレームデザイン」frame-design.com
http://frames-design.com/
『すみれ色の帽子』にもお借りしました。この作品は、『不思議な接着剤』に登場する三人の子供たちのうちの一人、瞳という少女が綴ったブログ記事をまとめたものです。サンプルをダウンロードできます。
↓
今日のところはこの表紙と英語タイトルに時間を食って、時間切れです。「スタジオパーク」で、ゲストのともさかりえがいつも何作ろうかと料理のことばかり考えている――というようなことをいっていましたが、共感しました。
もうずいぶん前になりますが、ともさかりえのブログを見つけてから時々閲覧しています。
「ロッカーのハナコさん」、面白かったのを覚えています。今は、NHKの朝ドラ「花子とアン」に出演中ですね。
「花子とアン」は「『赤毛のアン』の翻訳者・村岡花子の明治・大正・昭和にわたる、波乱万丈の半生記』を描いたドラマ」という触れ込みだったので、たまに観るのですが、花子の実家の描き方が変で(それ以外にも変なところだらけで)、ほとんど視聴が挫折しております。
何で、花子の実家の人たちはいつもいつも顔が黒いのでしょうか? 洗わないのか?
いろいろとあまりにも変なので、娘の買った以下の本をパラパラと読みました(じっくり読もうと思いながら、積ん読状態)。
アンのゆりかご―村岡花子の生涯 (新潮文庫)
村岡 恵理 (著)
出版社: 新潮社 (2011/8/28)
ドラマはしっかりした伝記ものにするか、村岡花子から離れた完全なフィクションにするかのどちらかにしたほうがよかったのではないでしょうか。
花子の父安中逸平は『アンのゆりかご』によると、幕末の安政6年に小さな茶商に生まれ、「もとより文学好きだった安中逸平は、茶の行商中にカナダ・メソジスト教会に出入りするように」なります。教会の思想に夢中になって引っ越しするほど。
逸平は「宣教師や教会に通うインテリ層との交流によって、新しい文化の洗礼を受けた」とのことです。そして花子が5歳のときに逸平は一家で上京し、生活のために葉茶屋を始めたとあります。
その辺の道端にムシロを敷き、何か並べて商売したというのなら、まあ汚れた黒い顔でもできたのかもしれませんが、葉茶屋でしょう。しかも、異国のハイカラな新しい文化にあこがれていたわけですよね。それが顔も洗わないなんて、矛盾も甚だしい。
小さい頃住んでいた家の近所に葉茶屋さんがありましたが、子供心に格式のあるお店と感じられ、母とそこへ行くときはとても緊張しましたよ。
あの描き方は何なのか。翻訳の功績を際立たせるために、洗練された外国文化とひどい日本文化という対照的な演出を必要としたのでしょうか。
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