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2014年6月14日 (土)

またミューズが舞い降りた

最近、個人情報流出事件がよく起きるので、不安になります。

そして、パスワード一覧を眺め、これじゃ甘いなあ~と思い、ここ二日ばかり、ずっとパスワードやメールアドレスの変更を行い、パソコンのセキュリティなども強化しました。

なんかやりすぎて、自分が弾かれちゃいそう。

でも、世間にはMicrosoftのサポートの終わったXPを使っている人も結構存在するようです。MicrosoftのXPサポートが終了した時点で何か結界が破られたような印象を覚えますね。

ところで、朝、どういう拍子にか、ミューズが舞い降りて来ました。久しぶりの現象です。

例によって、幽霊譚っぽい純文学小説で、以下のような始まりかたです。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

 港がすたれ、旅館街に客が来なくなった。客が来なくなっても、善五郎は毎日、帳場に座っていた。旅館街には、みらいや、水月[すいげつ]、七福、みゆき――といった旅館があった。

 善五郎が座っていた帳場は、水月の帳場だった。旅館は細々と続いていた。善五郎が亡くなると、旅館はその歴史を閉じた。

 善五郎はなにがしかの想いを残して亡くなったのだろう。亡くなったあと、お迎えを拒んだようだから。

 善五郎は律儀に仏壇を住居としていた。といっても、そこは本当に住居であったから、よほど帰りたいときに帰るだけで、彼はお客になるほうが好きだった。今では彼のほうが泊まり客であった。

 そして、見えない体となってからも、善五郎は一番仲良しだった孫と多くの時間を過ごしていた。幽霊になってからも、孫は彼にとって可愛い男の子であった。男の子が青年となり、中年となっても、依然として彼には可愛い男の子であったのだ。

 人として生きていた頃は、孫が小学3年生になったとき、離ればなれになった。息子一家は孫と一緒に、老夫婦を残して引っ越してしまった。旅館を継がなかった息子の仕事の都合によるものだった。

 旅館の帳場に座り続ける善五郎の姿が、パソコンの前に座り続ける今のわたしの姿に重なる。自己出版した電子書籍が売れるのを待つわたしは、泊まり客を待つ善五郎にそっくりではないか。

 わたしは夫に、自分が如何に彼の祖父の善五郎に似てきたかを話した。……

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

『侵入者』の続編『不倫のお相手は肥満気味のストーカー』(われながら何という仮題!)も、この小説に持ってくる予定で、この中にうまく溶解してくれることと思います。せっかく歴史研究をやっているのだから、松浦水軍の話なども入れたい。

小説はあくまでフィクションですが、夫の話を参考にしている部分があります。

過去記事でもちょっと書きましたが、夫の父方の祖先は松浦党(松浦水軍)で、わたしの母方の祖先はやまとのあやの大蔵党。同じ少弐家臣団として、祖先は共に戦ったことがあったのかも。

サイト「武将系譜辞典」に少弐家臣団について詳しく、驚きました。

とはいえ、小説を完成させるまでには1~3ヶ月はかかります。せっかくのインスピレーションの到来でしたが、当分は棚上げです。

その前に仕上げるべき、初の歴史小説がありますからね。

以下はわたしの小説、Kindle本です。サンプルをダウンロードできます。
      ↓

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