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2014年4月 3日 (木)

『気まぐれに芥川賞受賞作品を読む 2007 - 2012』をお買い上げいただき、ありがとうございます!

『気まぐれに芥川賞受賞作品を読む 2007 - 2012(Collected Essays, Volume 2)』をお買い上げいただき、ありがとうございます!

先月の26日ごろお買い上げいただいたようです。

本当に嬉しいです。

現在、タイトルのCollected Essays 2をCollected Essays, Volume 2に変更する手続き中ですが、内容の変更はありません。

これは小さな修正に当たると思いますが、先日修正のことで問い合わせて送られてきた回答の中に、このような場合でも、お客様は「Amazon.co.jpの『My Kindle』を通して更新を受け取ることができます」とありました。

この小さな修正の場合は、お客様のほうで、アマゾンにメールで連絡していただく必要があるようです。

なるべく修正のいらない本に仕上げようと思っていますが、小さな修正箇所がちょくちょく出てきてしまい、申し訳ありません。

新しい本『卑弥呼をめぐる私的考察(Collected Essays, Volume 3)』をKDPに提出し、レビュー中です。

英語タイトルで迷い、もう『Queen Himiko(Collected Essays, Volume 3)』にしてしまいました。海外のKindleストアでわたしの本をでご覧になる方々は、変な英語のタイトルが並んでいるとお思いになるでしょうね。ああ、恥ずかしい。

KDPセレクトには登録せず、価格は206円に設定しました。

古い作品になりますが、そのあと、卑弥呼、邪馬台国関係で、それほど大きな発見は報告されていないようです。

ただ、卑弥呼に興味を持ち始めたころは邪馬台国の中心思想である鬼道を道教的なものと見るより、素朴なシャーマニズムという捉え方が一般的だったように思います。道教と見る人々であっても、説明からは道教が見えてこない。素朴なシャーマニズムを道教といっているだけのように感じられました。

そうしたことに疑問がわき、当作品を執筆したともいえます。当時、『関西文学』に掲載していただきました。当ブログでも連載しました(現在は非公開)。

この科学時代になっても邪馬台国の謎は残るままというのが、逆に不思議な気がします。

わたしは福岡県にいたときに卑弥呼――というより、「魏志倭人伝」に描写された邪馬台国の国柄――に興味を持ち、自分なりに調べてみて、宇佐神宮と関係が深いのではないかと考えました。

そのころは大分県に引っ越すなんて、想像もしていませんでした。

この作品と『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』『気まぐれに……』の文芸評論で展開していることはつながっています。わたしの考えの基本的な部分は間違ってはいなかったことを、本を作成しながら確認した次第です。

V3

以下は内容紹介です。

「目次」
 
 プロローグ

 一 邪馬台国の中心思想――鬼道
 二 戦後日本の思想的荒廃
 三 女性原理的な趣致、主張をもつ「老子」
 四 日本人の色彩観を育んだ秦漢時代の思想
 五 「魏志倭人伝」に描かれた邪馬台国の国柄
 六 日の王朝と月の王朝
 七 宇佐家の口伝が詳述する神武天皇の進駐
 八 月の王朝の残り香

「プロローグ」より 

 本作品は一九九七年に執筆した歴史エッセーです。

 執筆当時から大分時間が経過したということもあって、エッセーには、現在の眼で見たときにこのままではどうかと思われる箇所がちらほらあり、裏付けをとれないままにインスピレーションがほとばしるに任せた箇所や、推理の展開ができないまま尻切れとんぼに終わっている箇所など、不充分、不満足な面が多々あります。

 それほど不完全なものをなぜ書籍化することを望むかといえば、青臭いながらもエッセーに溶け込んでいる神秘主義的センスゆえです。素人目で見ても、現代の歴史研究には、こうしたセンスがあまりにも欠けているように思われるからでした。現代とは異なり、宗教や哲学、なかでも神秘主義思想に重きが置かれた古代を研究するには、神秘主義的センスが欠かせないように思われるのですが、如何でしょうか。

4冊を仕上げて、ようやく、萬子媛に辿り着きました。萬子媛に関することは非公開となりますが、江戸自体の研究など、公開しても差し支えないと思う創作メモは、カテゴリー「ちょっとメモ:初の歴史小説」に入れていきます。

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