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2014年2月17日 (月)

いやー、笑いが止まらない。悪質レビューに悩まされているKindle作家さんはとことんレジスタンスしましょう

 いやー、笑いが止まりません(爆)

 なぜって、Kindle本のレビューを著者自身が書き込めるとは知りませんでしたから。

 そんなことも知らなかったの、といわれそうですけれど。

 レビューに対するコメントを書き込めたので、本を購入すれば、レビューも書き込めるかもしれないと思ったのです。わたしだって、歴とした読者の一人ですからね。

 追記:アカウントがあれば、書き込めるようです。

 それが、ナンと、書き込めました。

 物書きとしてのわたしの最大の不幸は、わたしのような読者を持たないことです。

 ブログにおいても、Kindle本においても、わたしはいわゆるご近所づきあいというものをしないので、こんなときにブログのご近所さんとか、Kindle本のご近所さんとかの助けを求めることができません。

 自力でなんとかするしかないのですが、アマゾンは何しろアメリカの会社ですから、何か訴えたところで、訴えている内容自体をわかっていただけているのかどうかすら不明という有様です。

 わたしはmamamaさんというかたのレビューは、明らかに営業妨害だと思いました。

 mamamaさんがわたしの著作の社会的悪影響の大きさを憂え、危機感を覚えて、辛口のレビューをした――という風にはどうしても受けとれませんでした。

 思ったことを無邪気にレビューしたというだけの話なのでしょうが、その無邪気なレビューには、ささやかに営業している――儲けはないに等しい――ノワ出版局の本に、最低の評価づけを行うことによって、「なんだ、所詮は素人の本か。ろくに読めもしない作りなんだろうな。あばよ、二度とこの著者のKindle本を見に来ることはないだろうよ」という先入観を抱かせる誘導因子が含まれているのです。

 これを読んで、わたしが困っているところをもっと見ていたいという方は違反報告をどうぞ。削除されてしまえば、このブログでまたご報告し、本を作り直すまでです。

 mamamaさんというかたの無内容、最低評価レビューに困らされていることは過去記事でも報告してきました。

 以下がmamamaさんのレビューです。

5つ星のうち 1.0  うーん…, 2014/2/9

日記形式とあるが、本当にただの日記。

自己満足?読んでいても共感することもなく、なかなかページが進まなかった

 以下がNAOさんのレビュー。

5つ星のうち 4.0  mamamaさんのレビューに異議あり, 2014/2/17

mamamaさんは、「本当にただの日記」と書かれていますが、

ただの日記の特徴として、独り合点の書き方ということが挙げられると思います。
ただの日記であれば、自分にさえわかればいいので、
どうしても他人が読むと、当人にしかわからない事情が省かれていたりして、
状況がよく呑み込めないということがあります。
この作品は、その点はクリアできていると思います。
さらに文学的表現、哲学的考察が加えられているという点で☆四つです。

 このNAOさんは、これまでに以下の3件のレビューを行っています。

蒼い家 [Kindle版]  檀 純也 (著)

5つ星のうち 5.0 飾らぬ、時に軽妙とさえいえる語り口に救われる, 2013/9/30

統合失調症の妻、その事実をはっきりとは知らないままに結婚したシステムエンジニアの語り手。
妻の病気がもたらす混乱の中で、ストレスから同居の両親が病気に倒れ、本人もうつ病となり、息子は登校拒否……。
語り手の飾らぬ、時に軽妙とさえいえる語り口が重苦しい状況を照らし出す太陽のようで、最後まで読み通させてくれます。
登校拒否を克服し、有名大学にパスした息子さん、あっぱれです。
語り手の頑張りと、この家族本来の温かみがそのような形で結晶したように思えました。

ただ、最初の医者の対応、妻の実家の対応はちょっと解せません。
最初の医者と妻の実家の人から、病気について妻本人に、それが無理ならせめて語り手にきちんと説明がなされていたとしたら、
その後の展開が違っていたかもしれないと残念に思いました。

どんな病気でもそうでしょうが、よい医者と出会えるかどうかは大きいですね。
自分の病気に対する妻の自覚が、閉ざされた家族の雪解けと感じさせます。
家族に起きたことをシンプルに述べた作品で、わかりやすく、同じような困難に見舞われた人々には参考になることも多いと思います。

耳納連山 (季刊文科コレクション) [単行本]  河津 武俊(著)

5つ星のうち 5.0 『雲の影』『耳納連山』がすばらしい。, 2013/7/9

『雲の影』『野の花』『耳納連山』が収録されている。『雲の影』『耳納連山』がすばらしい。『雲の影』は、老齢となった恩師との交わりを丁寧に描いた作品で、美しいとしかいいようのない作品……。

恩師は、《私》が医学生だったときの外科学の先生で、その関係の域を出なかったが、《私》は先生を憧憬し、敬慕していた。

まるでそのときの思いが叶うかのように、恩師の退官後十年を経て、親しく交わる機会が訪れる。先生の人柄や趣味、家庭的な事情なども知るようになる。恩師との交際におけるエピソードが、次々と空を流れる雲のような筆致で書き連ねられていく。師弟を包む情景のため息の出るような美しさ。

『耳納連山』では、山の美しさに人間の心の機微が織り込まれて、リリカルな描かれかたをしている。何て陰影深い、ゆたかな筆遣いなのだろう……! 何枚もの山の絵画を観るようだ。まさに山に捧げる讃歌であり、山にこの作品を書かせて貰った作者は幸せであり、作者にこの作品を書いて貰った山は幸せだと思った。

本を殺したのは、無能編集者である [Kindle版]  赤羽達美(著)

5つ星のうち 4.0 本をモチーフとした文化論, 2013/3/4

『本を殺したのは、無能編集者である』というタイトルが示しているように、この著作は出版界における――特に編集者のありかたに焦点を絞った――問題提起の書といえるが、暴露本的な低俗さのない、読書の醍醐味を味あわせてくれる好著である。本をモチーフとした文化論としても読める。

 前掲の過去記事の一つで、わたしは以下のように書きました。

 わたしは賞狙いの年月が長かったので、実はこの程度のレビューは何ともない――とはいいませんが、一般人に高い読解力や適切なレビューの書き方を求めても仕方がないという思いはあります。

 もっと大きな問題として、文学賞の審査員がこのような書き方をすることが結構あるのですよ。

 内容に具体的に触れもしないで、「面白くなかった」で済ませる審査員。

 Kindle本にもした『台風』が「織田作之助賞」の最終選考に残ったとき、辻村登氏にそういった評価をされました。

  これは一例にすぎません。

 九州芸術祭文学賞の最終選考委員の中には、最終選考に残った作品のタイトルさえ出さない審査員も珍しくありませんでした。そんな中で、故白石一郎氏だけは短いながら全作品にきちんと触れてくださっていました。

 落とされても、何だか神様みたいに見えましたわ。

 最近の九州芸術祭文学賞については知りませんが。

 無内容評価を受けたり、タイトルが出されることすらなかったとしても、予選を通過し、最終まで残れることは、恵まれた話なのです。冒頭部分で落とされる、あるいはそれ以前に落とされることも珍しくない文学賞。

 文学賞の評価の仕方がこんな風であれば、生徒の書く読書感想文やアマゾンのレビューがそれに倣えをするのは自然の成り行きです。

 面白い、面白くない――は当人の主観にすぎないのですよ。

 今の文学界が作り出した風潮の中をmamamaさんも生きていて、その影響力が強く自分に及んでいるとは自覚せずにレビューを書いています。

 わたしは今のようではなかった文学界の影響を強く受け、今の文学界がつくり出した風潮にレジスタスしてきました。味方はあの世にしかいないという孤独な戦いです。今後もそれは続くのでしょう。

 追加関連記事:

 以下が咲耶様から頂戴したレビューです。

5つ星のうち 5.0 清涼感のある作品。, 2014/2/17
By 咲耶
レビュー対象商品: 詩人の死 (Kindle版)

私はレビューを書くのは初めてなのですが、こちらの本に興味を持たれた方に、清涼的な読後感の良さがあることをお知らせ出来ればと思い、書き込みました。
この作品は、主人公と統合失調症を患う友人について、日記形式で書かれたものです。
冒頭で、詩がニ篇あるのが印象的で、とても透明感のある綺麗な詩です。その後、主人公による日記が記されてあるのですが、文章が分かりやすいため、すらすらと読めました。
友人が病気と葛藤をする、高潔な生きざまは、人間とはどうあるべきかを考えさせられます。かといって、説教くさいものでは全く無いので、自然と思案します。
読んだ後は、新鮮な空気を吸ったかのような、清々しい気分になります。ので、色々と思い悩んでいる人に、お薦めしたいです。単行本化していたら、手元に置いておきたいと思いましたので、評価を5にしました。

具体的な内容には一切触れない、読まなくとも悪意さえあれば書ける☆一つという最低ランクの評価のために、よく読まなければ書けないような☆五つの高評価があったとしても、平均値が落ちてしまいます。☆の数で、検索を行うこともできるのですから、mamamaさんの行為はまさに営業妨害に当たる悪質な行為以外の何ものでもありません。

Amazonには削除願いを出しただけで、まだきちんとした意見書はメールしていませんが、同じ思いをしているKindle作家さんたちのためにも、長期戦覚悟で戦っていきたいと考えています。

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