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2014年2月11日 (火)

アメリカのキンドルストアでは、わたしの本もLOOK INSIDE!(なか見!検索)ができます

 KDPヘルプに「現在、日本では、KDP本の「なか見!検索®」はご利用いただけません」とあります。

 が、アメリカのキンドルストアでは使えることに、気づきました。そういえば、キンドル作家のどなたかが書いていらした気がします。

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 ほら、こんな具合。

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 いや、なかなか。

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 おや、縦書きですが、横書きになっていますわね。ルビは横に小さな字で。

M1

 目次は、本によって横書きになっていたり、縦書きのままだったりしますが、長音記号が寝そべり、鉤括弧が括るのに失敗したりしているのはご愛敬でしょう。

『田中さんちにやってきたペガサス』、『すみれ色の帽子』、『ぼくが病院で見た夢』ではこの機能が働かず、表紙しか出てきません。『詩人の死』では古い表紙が出てきます。

 早く「なか見!検索®」、プリント・オン・デマンド(POD)が、日本のキンドルストアのわたしのページでも使えるようにならないかなあと思います。

 プリント・オン・デマンドはデザインエッグ株式会社のサービスを試してみようかと考えているのですが、もう少し待っていると、アマゾンのプリント・オン・デマンドを直接使えるようになるのでは――と思ったりもします。

「聴く、文学エッセイシリーズ」には、ぽつぽつと来ていただいているようです。GIMPと同じで(こちらもまだ初歩的段階ではありますが)、今は聴くに堪えなくとも、続けていくうちに語りも動画作成も上達することと期待して、続けてみようと思います。

 ブログ→ホームページ→電子書籍パブー→電子書籍キンドル→動画YouTubeとやってきて、ホームページが前の記事に書いたように更新困難になって放置状態である以外は、同時進行中です。

 ブログを始めなければ、ホームページを作るのは難しく感じたでしょうし、ホームページでタグ遣いその他に慣れなければ電子書籍はハードルが高いと感じられたでしょう。電子書籍でGIMPを始めなければ、YouTubeページのチャンネルアートやGoogle+ページのカバーもデフォルトのままだったに違いありません。

 インターネットでやってきたことで無駄になったことは、不思議とありません。遅々たる歩みであっても、確実に世界が広がっています。

『気まぐれに芥川賞受賞作品を読む ①2007 - 2012』(Collected Essays 2)が完成しないのは、嫌々ながらやっているからだと思います。『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』(Collected Essays 1)を書くことも苦痛でしたが、あれを書くときは、パムクやル・クレジオを紹介できる喜びがありました。

 今度の本にはそれが何もなく、分析に終始しています。結果は苦いレピュー集となり、肩書もない者が芥川賞受賞作品に物申すとはおこがましい行為だと思うかたもいらっしゃるでしょう。

 わたしだって、嫌なのです。社会的に影響の大きい現象でなければ、放置したことでしょう。

 でも、昔から馴染んできた文学作品群と近年の芥川賞受賞作品を比較してみたときに、その劣化具合に愕然とするのです。

 日本の子供たちの国語力はひどく低下してきているようですが、言葉遣いも怪しい芥川賞受賞作品が読書感想文に使われたり、指標とされるようでは、そうなるのも当たり前だと思われます。文学作品は情操にも大きな影響を及ぼします。

 国語力が低下し、情操に悪影響が出ているのは子供ばかりではありません。

 作品を書くほうに問題があるのではなく、選ぶほうに問題があるのです。裏側に何があるのでしょうか。

 まともな文学作品を読み慣れた者であれば頭がおかしくなりそうな稚拙、異常な作品をプロの文芸評論家はヨイショするだけです。こんな世界で物を書き続けていかなければならないことがわたしは心底怖ろしい。

 早く終えて、萬子媛をモデルとした作品に戻りたい。そうでないと、心身共にますます病んでしまいそう。

 公開は少し先になりますが、「聴く、文学エッセイシリーズ」№2のタイトルは「優れた児童文学作品には豊かな陰影がある」になると思います。ケストナー『点子ちゃんとアントン』、リンドグレーン『はるかな国の兄弟』、マクドナルド『北風のうしろの国』の分析を通して、その豊かな陰影に迫りたいと考えています。

 アンデルセンの『おやゆび姫』、『人魚の姫』についても語りたいことがあります。

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