追記:書評 - 鹿島田真希『冥土めぐり』(第147回芥川賞受賞作)
以下の過去記事に追記したいことが出てきた。小説では全くそうはならなかったが、新聞記事には心を打たれたのだった。
- 2012年8月17日 (金)
書評 - 鹿島田真希『冥土めぐり』(第147回芥川賞受賞作) ドストエフスキーの影響を受けそびれた貧弱な観念小説
https://elder.tea-nifty.com/blog/2012/08/--147-759e.html
[追記]
キンドル本を出すためのレビューを整理する段階で、改めて作者についてインターネット検索したところ、夫を介護しながら執筆を続けているという記事が出てきた。その記事からすると、小説は実際の出来事に基づいたものなのかもしれない。描写が粗いためか、とてもそうとは思えなかった。体験を小説に生かすための技法や思想の洗練といったものが作者には欠けているように思われた。
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