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2013年12月 6日 (金)

このニュースは凄い!――民主政権の3年余で、防衛秘密3万件廃棄

 昨日から、特定秘密保護法案をめぐる与野党の攻防が続いている。

 この特定秘密保護法案は1985年に第102回国会で議員立法として提出されたが、第103回国会で審議未了で廃案となった国家秘密に係るスパイ行為等の防止に関する法律案 (通称「スパイ防止法」)の焼き直しともいわれているようだ。

 この二つの法案について、わたし同様よく知らない方々もいらっしゃると思うので、ウィキペディアの各項目へリンクを貼っておく。

 日本にはスパイ防止法すらなかったのだということに、改めて気づかされた。そうしたところへ思わずコピペしたくなった以下のニュース。

防衛秘密3万件廃棄=民主政権の3年余で―安倍首相
  時事通信 12月6日(金)17時32分配信

安倍晋三首相は6日発売の夕刊紙のインタビューで、民主党が特定秘密保護法案を「情報隠し法案」と批判していることに関連し、「これまで約4万件の防衛秘密が廃棄されたが、その4分の3に当たる約3万件が、たった3年3カ月の民主党政権時に廃棄されたことは特筆すべきだ」と述べ、民主党をけん制した。政府が11月に閣議決定した答弁書によると、防衛省は2012年までの6年間に、約4万2100件の防衛秘密の文書・図画を廃棄している。

 わたしは最初から民主党を疑わしく思っていたわけではない。国会中継をよく視聴するので、そうした中で不審感が膨らんでいったのだった。民主党には優れた議員もいらっしゃるので、こう一括りにすることには問題があるのだろうが、不審を抱かせる議員が多いことは確かだ。

 前掲のニュースを読んで、このニュースは凄いと思ったとき、同じようなタイトルの記事を前にも書いた気がして調べてみると、あった。

 官邸に「左翼80人」入り込んでいた 飯島内閣官房参与が明かした「惨状」――というニフティニュースにリンクした記事なのだが、リンク先のニュースは既に消えている。

 ニュースは過去に遡って調べることで改めてわかってくることも多いのに、すぐに消えてしまうのは残念である。

 マスコミは、特定秘密保護法案に関して、言論の弾圧、知る権利の剥奪などと騒ぎ立てているけれども、そう騒ぎ立てているマスコミのほうがよほど国民の知る権利を尊重せず、自分たちの勝手にしてきたのではないかと思う(勿論、その中にも優れた人々がいらっしゃるからこそ、わたしはこういうブログ記事を書けるのである)。

 その証拠に、官邸に「左翼80人」入り込んでいた民主政権の3年余で防衛秘密3万件廃棄といった戦慄すべきニュースは話題にもならず、消えるに任される。 そういえば、岡崎氏が極左翼、前科者に官邸フリーパスを乱発したといわれていた。岡崎氏は第83代国家公安委員会委員長、内閣府特命担当大臣、民主党副代表を歴任した人物なのである。

 こういうニュースこそ知りたい、マスコミに追及してほしいと思う国民はわたし1人ではないと思う。特定秘密保護法案が出てきたこうした深刻な背景をマスコミは国民に報道する義務があるはずだ。

 多くの国民は無力な存在で、マスコミに強調して貰わないと意識できないからである。

 以下は、岡崎氏を国会で追及していた参議院議員、西田昌司氏の特定秘密保護法に関する動画である。

 そして以下は、秘密保護法反対デモを行う人々を捉えた動画である。

 どちらを信頼するかは、人それぞれ、自分で決めるしかない。

追記:6日夜、参議院本会議で、自民・公明両党の賛成多数で可決され、成立。

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