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2013年12月19日 (木)

『気まぐれに芥川賞作品を読む ①2007 - 2012』がまた少し太りそう

 電子書籍の計画が狂って、年賀状を書く時期に食い込んでしまっています。そろそろ年賀状を優先させないとまずいので(おすすめ年賀状テンプレートをアップしておきながら)、『気まぐれに芥川賞作品を読む ①2007 - 2012』を年内に出せるかどうかすら、微妙となってきました。

 年内にKindle本20冊は出したいと思っていたのに、まだ13冊。『気まぐれに……』は50枚内のつもりが、加筆や収録作品の追加で80~90枚になりそうです。値段も200円くらいになりそう。

 いっそKDPセレクトに登録したい気もしますが、そうなると、ブログにアップしている記事を非公開設定にしなくてはならないので、それはちょっとねと考えるところです。

 ブログで公開状態にある記事に比べると、Kindle本では纏まりがよく、校正を徹底し(それでも間違いが残りがちですが)、備考、脚注なども調えていますので、できたら電子書籍で読んでいただきたいのですが、なかなかそういうわけにもいかないので、ブログ記事はそのままにしておきたいのですね。

『気まぐれに芥川賞作品を読む ①2007 - 2012』には、当ブログで公開中の記事「バルザックと神秘主義と現代」も加えることにしました。

 というのも、わたしはわが国が以下のような状態にあることを最近になって知り、衝撃を受けました。

 わたしはマルキシズムにおける文学の問題点について、以下の記事でざっと分析おり、これは5年も前の記事なのですが、今こそこの記事の出番という気がしているからです。

『気まぐれに芥川賞作品を読む ①2007 - 2012』を二部構成とすることにしました。以下が目次になるかと思います。

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はじめに

第一部 芥川賞受賞作品レビュー集

  • 第137回芥川賞(2007年上半期)候補者、川上未映子の詩『私はゴッホにゆうたりたい』
  • 第141回芥川賞(2009年上半期)候補作、シリン・ネザマフィ『白い紙/サラム』
  • 赤染晶子「乙女の密告」第143回芥川賞(2010年上半期)
  • 朝吹真理子「きことわ」第144回芥川賞(2010年下半期)
     [備考]シネマ『サガン―悲しみよ こんにちは―』を観て/ポール・エリュアールの詩「ちょっぴり変形した女」
  • 西村賢太「苦役列車」第144回芥川賞(2010年下半期)
  • 田中慎弥「共喰い」第146回芥川賞(2011年下半期) 
  • 円城塔「道化師の蝶」第146回芥川賞(2011年下半期)  
  • 鹿島田真希「冥土めぐり」第146回芥川賞(2012年上半期)

第二部 文学論

  • 瀬戸内寂聴の影響を考察する
     [備考]瀬戸内寂聴「あしたの虹」を読んで
  • 時評――左傾化してゆく宗教界
  • バルザックと神秘主義と現代

あとがき
奥付
著作案内

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 候補者の作品が混じっているのは、当時、その方の作品が文学の流れを変える可能性があると考えて読んだからで、若干改稿して第一部に収録しました。

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