「静かな時間に」キャンペーンでダウンロードしてくださった皆様、ありがとうございました
アマゾンのKindleストアで販売中の電子書籍『茜の帳』(幻想短編小説、萬子媛に関するエッセー、俳句 ※その後廃刊)、『昼下がりのカタルシス』(神秘主義小説)の無料キャンペーン、題して「静かな時間に」キャンペーンは、昨日の午後5時ごろ終了しました。
ダウンロードしてくださった皆様、ありがとうございました。ご報告は現在、1週間くらいの時間を置いて書くようにしています。
ところで、Kindleストアで販売中の全かな『マドレーヌとわたし』は、小学校低学年くらいまでの子供を対象に書いたものでした。
でも、それくらいまでの子供が電子書籍を読むことはあまりないんじゃないかと思います。それはわかっていたのですが、あえて自己出版しました。紙の本を出版できる当ては皆無なのですから。
で、それはそのままにして、今回同じ作品を一般の人々のために漢字を使用して大人向きの新装版を作成してみました。
『マドレーヌとわたし』は子供の夢と空想を織り交ぜた抽象的なところのある作品で、内容的には大人のものとも子供のものともつかないものなのです。
小品ですが、自分では結構好きな作品なので、新装漢字版を全かな版とは別にkindleストアで販売できたらと思い、KDPに提出して現在審査中です(通ればいいけれど。もし通らなかったら、表紙絵だけでも替えます)。
読みやすさを考えて漢字に替えるだけなので、すぐに仕上がるかと思ったら、これが馬鹿に時間を食いました。へとへとになりました。
新装版なので、表紙絵も別に作成しました。同じマドレーヌですが、全かな版のマドレーヌはなぜか下膨れが目立つ幼い感じの昔撮った写真で、イメージが違うなと思っていました。今回、デジカメが調子悪く携帯で適当に撮りましたが、その写真を使用して以下の表紙絵となりました。
このお人形の名前は作品ではマドレーヌとしか出てきませんが、実は、マリー・マドレーヌ、そう、マグダラのマリアなのですね。主人公のかすみがつけた名前ではなく、彼女に人形をくれた人がつけたのでした。作品にはそのあたりのことは全然出てきませんが。
そのあたりの事情を詳しく書くとなると、また別の物語を書かなくてはなりません。そのうち、書きたいと考えています。書かなきゃいけない作品だらけ。とりあえず、『すみれ色の帽子』『地味な人』を出してしまわなくては。
そういえば、7月のニュースだったと思いますが、「子ども」表記を「子供」に-下村文科省 公用文の統一を指示-という記事を読みました。
当ブログで採り上げるつもりで、忘れていました。
これでようやく、堂々と「子ども」を「子供」と書けます。児童文学共産圏の主張では、「子ども」でないといけない理由があるようでしたが、その理由がわたしにはあまり納得できず、何にせよ、「こども」か「子供」でないと文章的に馴染まない気がしていました。
意味がわからない方はググってみてください。
| 固定リンク
« 『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』をお買い上げいただき、ありがとうございます! 『茜の帳』『昼下がりのカタルシス』の無料キャンペーンは本日午後5時ごろまで♪ | トップページ | オリンピック。童話『マドレーヌとわたし(新装版・漢字使用)』をKindleストアで販売中。 »
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 日本色がない無残な東京オリンピック、芥川賞、医学界(またもや鹿先生のYouTube動画が削除対象に)。(2021.07.20)
- 芸術の都ウィーンで開催中の展覧会「ジャパン・アンリミテッド」の実態が白日の下に晒され、外務省が公認撤回(2019.11.07)
- あいちトリエンナーレと同系のイベント「ジャパン・アンリミテッド」。ツイッターからの訴えが国会議員、外務省を動かす。(2019.10.30)
- あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」中止のその後 その17。同意企のイベントが、今度はオーストリアで。(2019.10.29)
- あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」中止のその後 その16。閉幕と疑われる統一教会の関与、今度は広島で。(2019.10.25)
「児童文学」カテゴリの記事
- (29日に加筆あり、赤字。夜になって再度の加筆、マゼンタ字)エッセーブログ「The Essays of Maki Naotsuka」に49、50―アストリッド・リンドグレーン(2)(3)―をアップしました(2021.10.29)
- Kindle版電子書籍『枕許からのレポート』、『結婚という不可逆的な現象』をお買い上げいただき、ありがとうございます!(2021.01.04)
- 8 本目のYouTube動画「風の女王」をアップしました。ビデオ・エディターの不具合で AviUtl へ。(2020.06.30)
- 6本目のYouTube動画『ぬけ出した木馬(後編)』をアップ。さわやかな美味しさ、モロゾフの「瀬戸内レモンのプリン」。(追記、青文字)(2020.06.20)
- 4本目の文学動画『卵の正体(後編)』を作成、アップしました。動画作成のあれこれ。(2020.06.11)
「文学 №2(自作関連)」カテゴリの記事
- Kindle版『気まぐれに芥川賞受賞作品を読む 2007 - 2012』をお買い上げいただき、ありがとうございます!(2024.11.13)
- 神秘主義的エッセーブログを更新しました。エッセー 120「舅の死(ある因縁話)。百貨店でオーラの話。」(2024.09.24)
- Kindle版『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』をお買い上げいただき、ありがとうございます!(2024.08.25)
- ひと月ぶりで、すみません。「mRNAワクチン中止を求める国民連合」が発足。ハムスターの腫瘍にイベルメクチンが奏功。「えびとなすとオクラのしょうゆ炒め」(みんなのきょうの料理)。(2024.06.06)
- 『卑弥呼をめぐる私的考察』(Kindle版)をお買い上げいただき、ありがとうございます! (2024.03.18)
「創作関連(賞応募、同人誌etc)」カテゴリの記事
「瀕死の児童文学界」カテゴリの記事
- 末吉暁子『星に帰った少女』(偕成社、2003改訂版)を読んで ※20日に加筆あり、緑字 (2019.03.19)
- 神智学の影響を受けたメアリー・ポピンズの生みの親、パメラ・リンドン・トラヴァース(2019.02.18)
- 余華の対談(「三田文學」2018年冬季号)。拙児童小説『すみれ色の帽子』を読んだ従姉の感想。(2018.07.25)
- 悪質な自費出版系ビジネス (1)餌食になりかけた従姉の児童書に対する失望感(2018.07.05)
- ホラーさながらの文学コンクール(2017.12.27)
「電子書籍」カテゴリの記事
- Kindle版『気まぐれに芥川賞受賞作品を読む 2007 - 2012』をお買い上げいただき、ありがとうございます!(2024.11.13)
- Kindle版『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』をお買い上げいただき、ありがとうございます!(2024.08.25)
- 『卑弥呼をめぐる私的考察』(Kindle版)をお買い上げいただき、ありがとうございます! (2024.03.18)
- Kindle版児童小説『田中さんちにやってきたペガサス』をKENPCでお読みいただき、ありがとうございます!(2024.01.07)
- Kindle版『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』、『気まぐれに芥川賞受賞作品を読む 2007 - 2012』をお買い上げいただき、ありがとうございます!(2023.10.30)