手記『枕許からのレポート』をお買い上げいただき、ありがとうございます!
手記『枕許からのレポート』をお買い上げいただき、ありがとうございます!
この本は初めてのお買い上げで、感激しました。
以前は電子書籍をお買い上げいただくと、すぐに感謝とご報告の記事を書いていましたが、現在は1週間くらいの時間を置いて書くようにしています。
当ブログで読めるせいもあってか、ずっと店晒しだったのです。
『枕許からのレポート』は母の看病時の体験をレポートしたものですが、あの看病時ほど、全身全霊を傾けたときはありませんでした。
そのとき母は重体に陥り、医者からは駄目かもしれないといわれました。
そのときのわたしの葛藤は、仮に、死に瀕した母にとって死ぬことがよいことであったとしても、わたしの側では母に生きてほしいという思いだけしかないというところから生じました。
死にかけている肉親を前にした場合のまあ人間としては自然な感情だったとは思いますが、一種のエゴイズムをわたしは自身に感じ、母という他者の人生の岐路を凝視しているうちに、わたしは生と死の狭間という目の眩むような暗黒世界に自分自身が落っこちそうになったのでした。
ぎりぎりの精神状態が続いたその究極のところで、自身の内面から起きた意外なこと。それをレポートした作品です。
わたしはまだ若く、神秘主義に関心を持ち始めてはいましたが、思想的に調った状態とはなっていず、混沌状態にあり、頼れるものは妥協を知らない自身の精神力だけでした。
「神性に値するものが自身の内にせよ、外にせよ、存在するものであれば、この人生最大の葛藤のときにこそ、何らかの答えをくれるはずだ、でなければもはや自己崩壊しかない」と確信できるところまでボルテージを上げていました。
その後、神秘主義者としての体験も知識も深まり、思想的には現在ではかなり均整がとれてきましたが、あのときほどの精神力を発揮することは今では不可能でしょう。
若いって、エネルギーに満ちていて、いいですね。同じ自分とは思えないほどです。物事を静かに考えたり、まとめあげたりするには、年食った今のほうが適していると思いますが。
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