新聞を替えた
朝刊をとっていながら、最近は目を通さないことも多かった。ネットニュースであちこちのニュースを閲覧しているということもあるが、一面を見るだけで暗い気持ちにさせられたり、苛々させられることも多く、気がつくとほとんど新聞を読まなくなっていた。
それでも毎朝届けられる新聞には本来、社会との接点がこちらからばかりでなく、向こうからももたらされるような心強さがあったはずだった。
「最近、赤旗かと思っちゃうわね」「反自民が露骨すぎる」という夫婦の会話を交わし、娘は元々新聞にあまり興味がないので、今は本当に読みたい新聞がないのだが、別の全国紙に替えた。
購読をやめたいと支店に告げた電話で夫は、支店の人から「今後の参考のために」やめる理由を訊かれ、わたしにいったのと同じことをいっていた。「わたしは政治的にはニュートラルなんですが、さすがに最近は反自民が露骨すぎて、嫌になりました」
2日前、購読をやめたいと思い、契約をしていた販売店に電話をすると通じなかった。口座振り替えにしていた3年間のどこかの時点でその販売店はなくなり、支店に統合されていたのだった。
それで、その支店に電話をしたというわけだった。新しく契約をした別の新聞の販売店とはお試しで年末までの購読契約をした。口座振替の手続きも済ませたが、いつでもやめられるようにしておきたいので、契約が年末に切れたら、長期契約はしたくないと考えている。
内容面が気に入らない場合のことを考えるだけではない、経済的な不安を抱えているためでもある。夫の定年退職後、再就職はできたものの、緊縮経済でいかざるをえなくなった今の我が家には、新聞代くらいでも負担に感じるのだ。
リズムコート(抗不整脈薬サンリズムのジェネリック)で一時的に元気になったときは世の中が明るくなった気がしたが(この調子が続けば自分も働きに出られるかもしれないという希望がわいた)、それはいつものように一時的な現象にすぎなかった。
夫が支店の人にいったことだけが理由ではない。その新聞が南京事件、従軍慰安婦問題を捏造したということだけでも、大きな理由になる。わたしたちは最近になって、そうしたことを知り、すっかり驚いているのだった。
過去記事でこうした問題をテーマとしたYouTubeなども紹介してきたが、以下のサイトがわかりやすい。
- 日本の現在(危ない日本)
http://ccce.web.fc2.com/ - 国民が知らない反日の実態
http://www35.atwiki.jp/kolia/ - アジアの真実
http://ameblo.jp/lancer1/
元々わたしたち夫婦は、それほど政治に関心があったわけではなかった。ニュートラルな立場で、いわば傍観的(客観的)に政治を眺めていた。ネットもなかった時代、情報を集める難しさもあった。
夫の実家は西日本新聞、わたしの実家も長く西日本新聞を購読していたが、のちに読売新聞に替えた。新婚時代に一種の気分転換で、これまで読んだことのない新聞にしてみたのだった。
その新聞が左寄りだとは知っていたが、フットワークの軽い、切り口の鋭い、世界のニュースが総合的に読める知的な新聞という認識で、何より論説委員による一面のコラムと文芸私釈随想が魅力的だった。
それが書き手が替わったからか、コラムからは魅力が失せてしまい、文芸私釈随想もなくなり、そもそも内容がどこの国の新聞かわからなくなってしまっていた。
6月23日の朝刊を、2紙で比較してみると、やはり違いが鮮明だ。
一方では中国共産党の中枢に関する連載記事が、もう一方では富士山が世界遺産に決定した記事が一面トップを飾っている。
中国は日本にとっての脅威であるので、中国政府について知りたいのは勿論だが、問題は報道姿勢にあると思う。日本とはあまりに問題が多い国であるにも拘わらず、敬意を払っているかのような姿勢が異様であるし(しかもその記事は二面にまで続く)、一面の向かって左下に追いやられている富士山は日本人にとって、いや外国人にとってすら、ただの山ではないのだ。
中国については東トリキスタン、チベット問題に切り込んでくれる記事こそ、今の日本人が読みたいものだと思う。なぜなら、沖縄がその二の舞になりかねない危機的状況にあるからだ。
正直いうと、新規契約した新聞も「他に読みたい新聞がないから」という消極的理由で購読を始めたわけだが、まだしも明るい気分にさせてくれるだけましといった感じだろうか。
※当ブログにおける関連記事
- 2013年5月27日 (月)
YouTubeよりセレクト - 慰安婦問題、南京事件 (※29日に追記あり)
https://elder.tea-nifty.com/blog/2013/05/youtube---82b7.html - 2013年6月 9日 (日)
村上春樹現象の深層 ⑤言論統制が行われている中国・韓国で、村上春樹がヒットを続ける理由
https://elder.tea-nifty.com/blog/2013/06/post-b601.html
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