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2013年5月 9日 (木)

川口順子氏、委員長を解任される

 環境相、外相などを歴任した川口順子参院環境委員長(自民)が、9日午前の参議院本会議で、野党の賛成多数によって解任決議案を可決され、委員長を解任された。

 以下は、その流れ。(ソースは2013年05月08日毎日新聞・東京朝刊の社説「川口氏の解任案 大局を見ぬ野党の対応」など。)

  1. 川口氏は国際会議に出席するため、4月23日~25日までの3日間の日程で、中国出張を国会に申請。
  2. 参院議院運営委員会の理事会は、出張日程を1日短縮して4月23、24日とすることで許可。(2011年の参院で、常任委員長は国会開会中、海外渡航を自粛する申し合わせが与野党でなされており、参議院運営委員会が特別に認めた場合に渡航が許可される。)
  3. 北京滞在中、川口氏は前外相の楊国務委員(副首相級、外交担当)と25日に会談できる可能性が出てきた。
  4. 川口氏は出張日程の延長を願い出たが、参院議運委理事会の了承が得られなかった。
  5. 川口氏は北京滞在を1日延長して、楊氏と会談した。
  6. 25日の環境委員会が中止。
  7. 野党7党が提出した川口氏の解任決議案を、野党の賛成多数で可決。

 野党は、現在の日中関係が満足すべき友好関係にあるとでも思っているのだろうか? 川口順子氏の外交能力を、まさか鳩山氏と同レベルと思っているわけではあるまい。

 今や慰安婦問題のきっかけをつくったことで有名な社民党の福島瑞穂党首も語気を強めて川口氏の行動を批判していたようだ。

 野党は国会のバランス感覚を保つ上で極めて貴重な存在だが、もはや延びきったパンツのゴムに等しい民主、社民などは、引っこ抜くべきときではないかと思われたりもする。

 わたしは以下の過去記事で、官邸に「左翼80人」入り込んでいた 飯島内閣官房参与が明かした「惨状」――というニフティ・ニュースにリンクしていたが、ここで民主政権当時の惨状を物語るそのニュースを思い出しておきたい(残念ながらリンク先のニュース記事は消えてしまっているけれど)。

  それに比べて、川口氏は野党時代、本当に政治家らしい優秀な働きをしていた。なかなか国会中継のメモをとることができないため、記事にしたものは少ないが、以下に挙げておく。

 東日本大震災関係では、川口氏は環境相の経験を生かし、復興を迅速に進めるために第一に必要なこととして、「瓦礫」の処理のことを何度口にしていたことか。「瓦礫」の処理をするにも、法整備が必要で、川口氏はそのことを辛抱強く当時の民主政権に教えていた。

 政治家としての意識の高い川口氏が安易に滞在を延ばしたとは到底思えない。許可を与えず、延ばさざるをえない状況をつくったのは、狭量、というより常識的な時事感覚すら持ち合わせない野党である。

 彼らは、日本外の国に行ったほうが役に立つのではないだろうか。

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