「純文学はいかが?キャンペーン」でのダウンロード、ありがとうございました! 眠剤を飲むくらいなら純文学小説を読みましょう。
KDPセレクトの無料キャンペーン、題して「純文学はいかが?キャンペーン」は本日の午後5時をもちまして終了いたしました。
ダウンロードくださった皆様、どうもありがとうございました。
リポートは、日を置いてご報告の予定です。
近年、すっかりマイナーなイメージと化した純文学、そのマイナーなイメメージを強調するかのような純文学Kindle本の2冊組キャンペーンでした。
ところが、児童小説『田中さんちにやってきたペガサス』にはやや届かなかったとはいえ、予想したより多くの方々にダウンロードしていただき、純文学、まだいけるじゃない、と思わされました。
純文学小説を読み始めると寝てしまう、という方も多いかもしれません。でも、それでいいのではないでしょうか。
わたしの小説はジャンル的には間違いなく純文学に分類されると思いますが、未熟な筆遣いですから、自分の作品を「純文学」と声を大にしていうと、怒られそうです。
純文学を読みそうな世代は、電子書籍とはほとんど縁がないと思われるので、全くダウンロードして貰えなくても仕方がないと思っていました。思いがけないダウンロード数には、ほのぼのと嬉しくなりました。
わたしの作品を、とはいいません(いえません)が、若い人々にどんどん有名な純文学作品を読んだり眠ったり(?)してほしいと願っています。
眠くなることも多々ある純文学作品を日本人がもっと読むようになれば、それだけで不眠症が減り、眠剤、精神科医、臨床心理士を必要とする人が減るのではないでしょうか?
また、自他の人生、生活を客観視できる能力を育む純文学作品を子供の頃から多く読ませれば、社会はもっとすこやかに、豊かになるのではないでしょうか?
本物の純文学には人間の生を真摯に見つめ、人間社会、大自然、宇宙との関連から人間の生きる意味と理想的なあり方を読み解こうとする作家の不動性が備わっており、そこからくる安定感が、作品の学究的な薫りと相俟って、眠気を誘ったりするのです。
ベッドサイドに1冊の純文学がある効用には、大きなものがあるはずです。他の分野と連繋し合う純文学はいわば港であり、純文学作品の不動性はどんな嵐にもびくともしない錨です。
当ブログでは多くの純文学作家・作品を紹介しています。
KDPセレクトで無料キャンペーンを行うには、「同じ本を他のサイト(ご自身のウェブサイトやブログなどを含む)でデジタル版として配布することはできません。ただし、印刷版の本またはデジタル版以外の形式の本を配布することは引き続き可能です」という制限があります。
ですから、現時点では、当ブログで公開中の『枕許からのレポート』、一部を公開している『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』は対象外となります。またパブーで販売中の『すみれ色の帽子』『幻想短編集 - 1 杜若幻想・フーガ・牡丹』もそうで、この2冊は楽天koboでも販売中なのです。
この2冊、近いうちにKDPから出版予定なのですが、今のままですとKDPセレクトには登録できません……。koboでは他に『病院で』『マドレーヌとわたし』を無料配信しています(ワープロソフト一太郎を購入する前に作成したものなので、仕上がりにいささか不満です)。
楽天koboから外すには、koboにメールしなければならないようです。迷っているところです。
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