『田中さんちにやってきたペガサス』の英訳の件と今後の創作プラン
過去記事でも書いた中編児童小説『田中さんちにやってきたペガサス』の英訳の件、息子の女友達にチャレンジして貰えそうだ。
翻訳が完成すれば、こんなに嬉しいことはないと思うが、仮にそこまでこぎつけることが叶わなかったとしても、着手していただけたというだけで、これはもう本当に幸せな話である。
もし、完成したら、どうすればいいだろう?
海外で自作を販売してみたいという夢は既に叶い、1冊だけとはいえ、アメリカ(かインドのどちらか)で売れたが、何しろ日本語のままなので、よく買い手があらわれたものだという次元の話にすぎない。
わたしが気に入っている児童小説の英訳版、というものが実現した暁には、Kindleストアで販売するというのが一番手っ取り早い話で、おそらく、そうなると思うが、イギリスとかアメリカの出版社に持ち込む(といっても、出かけるのは無理だから、郵送になるだろうが)ということが可能なのだろうか?
勿論、英訳の件では、息子の女友達にただ働きさせるわけにはいかない。
『田中さんちにやってきたペガサス』の英語版、などどいうものが実現したら、いろいろと調べたり、考えたりして最大限に生かせるよう頑張りたいと思っている。
まあ、この件はまだ夢の段階ということで、中断していた電子出版を再開する予定。といっても、明日は時間がとれそうにないけれど。
まずは、
- 幻想短編小説『茜の帳』(付録:『萬子媛抄』を含む数編のエッセー)
を電子書籍にしてしまいたい。古い同人雑誌から一字一字書き写すのが面倒で、スキャンしテキスト形式で保存したまではよかったが、文字化け多発で挫けてしまった。
短編なので、さっさと書き写してしまえばいいだけの話なのに、一度楽な手段を考えついたとなると、その単純な作業がおそろしく億劫に感じるのだった。
社会&心理分析に重きを置いた
- 中編小説『地味な人』
は感熱紙での原稿しかないので、これも勢いでやってしまいたいところ。
- 歴史エッセー『卑弥呼をめぐる私的考察』
- 『バルザックと神秘主義と現代』ほかバルザックに関するエッセー集
- 当ブログからセレクトしたエッセー集のまずは第1巻
- 芥川賞受賞作品を対象とした評論集のまずは第1巻
- 神秘主義短編小説『露草』
- 神秘主義短編小説『昼下がりのカタルシス』
- 日本舞踊の美人師匠を女主人公にして周囲に人気があった中編小説『銀の潮』
- 故三枝和子先生が評価してくださった中編小説『救われなかった男の物語』
- 昨年脱稿した日記体小説『詩人の死』
パブーで販売中の
- 日記体児童小説『すみれ色の帽子』
- 幻想短編集『杜若幻想・フーガ・牡丹』
も、一太郎で調った体裁にしてKindleストアで販売したい。
できたら、これ全部今年中にと思うが、おそらく無理だろう。60枚、100枚の短い作品が多いのは、わたしの賞狙いのせいである。
ミニチュア版『卵の正体』の本来の児童小説は長編でないと描ききれないと思うし、取材に行かなければ書けないと思い込んでいる『不思議な接着剤』も子どもたちが冒険に入る前の段階で120枚。計画では400枚から500枚は必要になるはずだ。
気がむいたときにノートをとっているリンドグレーンについて、ちゃんとした研究を行いたい。
これらの作品に没頭するためには、気になる前掲の作品をさっさと電子化してしまいたいわけなのだ。とはいえ、夏は『侵入者』の続編を書かなければならない。また、臨時復活する同人雑誌『日田文学』には何を提出するかの課題もある。
忘れていたが、電子書籍化には表紙絵という課題があって、そのために時間を食う(結構、楽しくなってきたけれど)。
電子書籍化が完了するまでは、同じ計画を何度もメモし直すはめになりそう。
あ、そういえば、ここ数日、何をしていたかというと、『道場』に応募する作品を書いていた。『不思議な接着剤』のミニチュアは見送り、別のものを書いた。出来? 早くも痛い夢(予知夢か?)を見てしまった。
仮に手厳しい、あるいは受け入れがたい講評をいただいたとしても、応募作すべてに複数の審査員から講評をいただけるというのは大変ありがたいことで、このような取り組みをわたしは他では知らない。
Kindleストアでの販売に関係することだが、アメリカでかかる税金対策として雇用者識別番号『EIN(Employer Identification Number)』を取得する必要があるとメモしておきながら、まだやっていない。
- 2013年1月10日 (木)
Kindle本出版に必要な作業を、ざっとメモ
https://elder.tea-nifty.com/blog/2013/01/kindle-f905.html
必要となるほど売れていないということが延ばし延ばしになっている一番の原因だが、ファクスの調子が悪いということもある(EINの申請を郵送でするのは時間がかかりそう)。
でも、これもそろそろやっておくべきかなと思っている。
サンプルをダウンロードできます。
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