評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』7冊目のお買い上げ、ありがとうございます! 萬子媛のお社。
昨日、『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』を1冊お買い上げいただき、ご報告していましたが、もう1冊お買い上げいただいていたようです。この本は7冊目でした。ありがとうございます!
「最初の羽ばたきキャンペーン」の興奮がまだ残っています。来月上旬までにできれば、幻想短編小説『茜の帳』(付録:『萬子媛抄』を含む数編のエッセー)、『すみれ色の帽子』、幻想短編集『杜若幻想・フーガ・牡丹』、神秘主義短編小説『昼下がりのカタルシス』、歴史エッセー『卑弥呼をめぐる私的考察』を出してしまいたいのですが、最初の本の作成で引っかかっています。
まだ作品の舞台とした祐徳稲荷神社の創建者、萬子媛についてあまり知らない若い頃に書いた作品とエッセーであるため、今一つ気が乗らないのですね。
わたしは作品の中で、悩む少女をそこへやって、ちょっとした怪異現象を見せました。
本当は萬子媛をモデルとした高雅な神霊を登場させたかったのですが、わたしは萬子媛に神秘主義的にお目にかかるという体験(カテゴリー「萬子媛 - 祐徳稲荷神社」参照)をまだ経ていず、具体的なイメージが湧きませんでした。
それにも拘わらず、香り高い何かが書けそうな気がしていたので、折衷策として白狐霊(のかたちをとった召使い)を登場させたのです。
今だったら、別物になるでしょう(かえって書けない気もしますが)。エッセー『萬子媛抄』も舌足らずですが、当時書いた作品にはそのときしか書けないものが表現されていて、下手な加筆をすれば、何もかも損なわれてしまいそう。でも、舌足らずなのが気にかかり……いっそこの本の電子出版を見合わせるべきか……葛藤があります。
後日:
Kindleストアにて、エッセーと短編小説を組み合わせた『茜の帳』を販売していましたが、初の歴史小説執筆のため廃版と致しました。短編小説は現在『直塚万季 幻想短篇集(1)」(ASIN:B00JBORIOM)に収録、販売中。
そういえば、神社に出かけたときの写真、公開しないままでした。前にも写真を載せたことがあるので。
萬子媛のお社へ行くには、階段を上らなくてはなりません。
寒々とした冬の日でした。
でも、質素なままにしてある萬子媛のお社の域はまるで暖房したみたいに感じられ、階段を下りて駐車場へと向かった道も春のよう。時折フワフワと春風が吹いてきて……が、それを感じたのはわたしだけでした。夫と娘は「えーっ、こんなに寒いのに?」「春風?」と怪訝そうでした。
何か、こんな話題とハルキって合いませんね。
サンプルをダウンロードできます。
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