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2013年4月 7日 (日)

バルザック『幻滅』がデジタル書店「グーテンベルク21」から出ています

 わたしはバルザック中毒で、8年以上前の話になりますが、東京創元社版「バルザック全集」を集めるのに苦労しました。

 バルザック全集の中でもとびきり面白い『幻滅』、現在はどうだろうと思い、版元のホームページに行ってみたら、どうやらまた在庫切れになっているようです。

 上記記事を書いたときは、ありました。

 なぜ、こんな記事を書いているかというと、《東京創元社、バルザック全集》で、特に最近、よくお見えになるからです。《バルザック、幻滅》の検索ワードでお見えになったかたもありました。

 その『幻滅』ですが、電子書籍でならデジタル書店「グーテンベルク21」から出ていますよ。上中下の構成です(単行本は上下)。

 単行本より、ずっと安いです。単行本は上下巻、どちらも定価5,250円と表示されていました。わたしが購入したときは、上下巻、各定価4,000円でした。訳者は同じ生島遼一氏です。

 サンプルをダウンロードして、冒頭部分をわたしの買った版と読み比べてみたら、漢字が平仮名になっているところがあったり(例えば、『熊』が「くま」。これは人物のあだ名です)、ルビが加わったりしていましたが、内容は同じですし、目次機能も備わっていますので、お買い得ではないでしょうか。(追記あり

「グーテンベルク21」からは名作が続々と出ていて、楽しいです。ミステリー、SFも、名作中の名作が。

 最近、Kindleストアも充実してきて、読みたい本が沢山。

 Kindleストア散策中に、以下の本を読みたくなりました。緊縮財政下ですから、図書館から借りたいと思っています。サンプルをダウンロードできるので、図書館から借りる場合の参考にもなります。こんな使い方、まずいかな。でも、そのうちまた、Kindleストアでどうしても購入したい本が出てきて、購入することもあるでしょうから、許して……。 

 まだレピュー中ですが、『台風』の表紙を以下に替えました。ぶちの乳牛みたいな表紙が気になっていたので。昨夜から朝にかけて結構風がありましたが、あなた様の地域は如何でしたか。大丈夫でありますように。

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 追記

 バルザック『幻滅』の単行本は藤原書店からも出ていて、この記事を書いている時点ではAmazonに在庫があるようです。東京創元社版とは訳者が違い、同じ作品なのに、雰囲気が異なります。

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