青春の記念――ある編集長の名刺
童話『マドレーヌとわたし』をkindleストアで販売中です。これで、Kindle本は4冊になりました。
昨日心臓の発作が起きてから、あまり体調がよくないので、もう1冊続けて出したいと思っていた純文学小説『台風』は、ゆっくりやることにしました。
校正ができていたのはここまでで、これ以降の電子出版には1冊ごとに時間がかかりそうです。
自著宣伝のためには、その前に著者セントラル(著者紹介ページ)を作成すべきかもしれませんが、どこまで紹介すればいいのか、頭を悩ませているところです。ずっとご無沙汰していたサイト「作品発表広場」に行ってみました。どうプロフィールを書いたっけ?と思い……。
現時点で、「作品発表広場」に発表されている作品数は1331点です。1月の作品販売数は27点。絵画、イラスト、彫刻、工芸など制作なさっているかたで、自由に売りたいという方々にとっては、一つのよい場ではないでしょうか。
「文芸の作品」は現在41で、書道作品が主になっている様子です。
わたしのページはずっと風に吹かれていて、作家登録を取り消すべきかどうか、迷っていますが、賞狙いでおかしくなりかけていたときにお誘いが来たときは、嬉しかったことを思い出します。
賞を経て出版社を通すというスタンダードな道とは別の――作家活動をできる新しい――道が拓けるかもしれない、とまではさすがに思えませんでしたが、別の視点を与えられたという点で意義がありました。
AmazonのKindleストアでアマチュアが本を、それも無料で出すことができるようになるなどとは、その当時は想像すらできませんでした。
大手出版社のブランド力には大きなものがありますが、文学に関する限り、大手出版社は過去の遺産の恩恵を受けているだけで、新しいよい書き手の発掘ができていないと思います。
その原因の一端が下記の出来事に表れているような気がします。
ある大手出版社の文芸雑誌の定期購読をしていたとき、住所変更の件だったか何だったか忘れましたが、連絡の必要があり、電話をしたのですが、担当の人がお休みだったようで、編集部につながりました。
若い男性の編集者が電話に出られたのですが、その口調の冷たかったこと。見下したような、意地の悪さがありました。おそらく作家志望者と見られたためでしょうが、わたしはそのとき、単に一購読者、つまり客として接していたのです。
流通業で働いた経験からすれば、ああも無意味に傲慢な店員の存在など考えられないことで、もしいたとしたら、苦情が殺到することは間違いないでしょう。それに、作家の卵をあまり甘く見ないほうがいいと思いますがね。
わたしは、その出版社の文芸誌の何代目かの編集長の名刺を持っていました。青春の記念にとっておくつもりでしたが、どこかへ行ってしまいました。
サンプルをダウンロードできます。
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