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2013年2月26日 (火)

書きかけたエッセーと次に電子化する作品。夫から貰った図書カードで買った本。

 自分のための覚え書き程度のものになると思うが、「カロッサ『指導と信徒』に見るヨーロッパでのブラヴァツキー系神智学受容史の断片、また印象的なリルケの描写」という長いタイトルの――しかし、ごく短く終わりそうな――エッセーを書きかけたが、3行も書かないうちに、時間切れ。

 これから急いで、夕飯の準備にかからねばならない。

 拙作『枕許からのレポート』は現在出版待ちだが、審査の段階でKDPから問い合わせがあった。それについてはまた改めて。

 次の出版を、歴史エッセー『卑弥呼をめぐる私的考察』にするか、評論『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』にするか、神秘主義小説『昼下がりのカタルシス』にするか、あるいは、自死した母親に関する悩みを秘めた少女が登場するオカルティックな幻想小説『茜の帳』(付録:エッセー『萬子媛抄』)にするかで、目下迷っているところ。

Cocolog_oekaki_2013_02_26_19_14

 ココログの編集画面にくっついているお絵描きツールも結構高性能。

 夫が誕生日に贈ってくれた図書カードで、以下の本を購入した。

 岩波少年文庫から出ているリンドグレーンのエーミル シリーズで、一番新しく出た本は持っていなかったので、ほしい。岩波文庫から出ている上記カロッサのもので、持っていないものがあり、それもほしい。

 シモーヌ・ヴェイユの少女時代の論文(小品ながら、あれは作文ではなく、論文だ)を収録した本もほしい。聖女的捉えかたがわたしにはずっと疑問だったが、近年、新しい光が当てられるようになった。母親の死が解禁のきっかけを作ったのだろうか?

 いずれにしても、わたしはシモーヌ・ヴェイユが書き遺した論文と思索の断片には心惹かれてやまない。しかし、シモーヌ・ヴェイユの本は高いので、我が家の緊縮財政下では手が出ない。

 エーミル1冊とカロッサ2冊なら、どれも文庫なので、夫がくれた図書券で手に入る。そうしようかとずいぶん迷ったけれど、電子書籍作りに賭けている今のわたしにはGIMPの本こそ一番必要な本に思えたので、それに決めた。

 ろくに絵が描けないので、『田中さんちにやってきたペガサス』を除けば、フリー写真素材サイトからお借りした写真素材を加工した表紙絵になっているが、せめてタイトル文字だけでも自由にデザインできたら、ずいぶん違うだろうと思う。

 購入した本は、わたしの期待に応えてくれそうだ。見ているだけでも楽しいしね。

 まあ、すぐに素敵なデザイン文字を作成できるようになるとは思わないけれど(いくつもの作業を組み合わせるのって、根気が要りそう)、どうしても買わなければならない教科書を入手できたという満足感がある。

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