前の記事のそのまた続きです
一夜明けてみると(ほとんど眠れませんでした)、火事を見上げていたときの疑問が改めて湧いてきました。
玄関側には、窓に金属製の格子のはまっているところと、そうでないところがありましたが、いずれにしても、なぜ、消防の人達はあの窓を破らなかったのでしょう?
パニック映画なんかでは、よく、そのようなシーンを見るような気がするのですが。
夫も、同じ疑問を覚えていたとか。専門的なことはわからないので、そうすることのできない事情があったのでしょうね。
今回、火事を見て怖ろしい思いをしましたが、うちの場合、ご近所との連繋がもう少しは必要ではないかと考えました。
わたしも、もう長いことマンション住まいで、両隣、そのまた両隣くらいは顔見知りです。
一方のお隣さんには、高齢のかたがいらっしゃるので、ご家族がお留守のときなどに何かあったら……と心配ですから、そのかたが連絡できるように、ご迷惑でなければ、電話番号を教えておきたいと思いました。
地震のときは、少しの揺れでも皆さん結構外に飛び出しますが、火事って、近くでも案外わかりにくいものだと感じました。
逆に、遠くの消防車のサイレンが生々しく響いたりしますよね。
新聞によると、マンションの火事を見つけ、通報したのは向かいのホテルの警備員さんだったとか。
そのホテルからだったのでしょう、拡声器で「火事だよ! あんたんとこだよ!」と住人にしきりに呼びかける声が聴こえていました。
冬のことで、どこも窓を閉めていますし、何しろ大きなマンションですから、もしかしたらあれだけの騒ぎでも、気づいていなかった人もいたのではないかと思えたくらいです。
警察の人が住人の点呼をとっていました。
マンションって、在宅か留守かわかりにくくて、回覧板を回すときなんかでも、どちらかよくわからないことがあります。
物騒な世の中ですし、マンションの人間関係は希薄になりがちで、居留守を使う人だって、いるでしょうし。
新聞には、火元の亡くなったかたの年齢も出ていましたが、火事を見ていたうちの何人かが、あそこにはお爺さんが住んでいるといっていました。
実際に新聞に出ていたのはわたしに近い年齢で、さすがにわたしはおばさんといわれたことはあっても、まだお婆さんといわれたことはありません。
住んでいたのは、お爺さんではなく、おじさんだったはずです。
しかも、そういっていたのはかなり年齢のいった人々でした。人の噂は、半分程度正しいと思ったほうがよさそうですね。
火事を見ていたときについた燻されたような臭いが髪にまだ残っているので、シャワーを浴びようと思います(昨日は入りそびれました)。
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