初インスピレーションと石の馬の夢
新年になってから、元旦だったか、二日だったかは覚えていないが、リラックスしているときに、初インスピレーションが訪れた。
例によって作品に関するインスピレーションで、この類いのインスピレーションはセットになっているのが特徴だ。セットになった贈り物が天から降ってくるというイメージ。以前は舞い降りてくる小鳥のイメージだったけれど。
霧をまとったような、しかし最も薫り高いものを含む全体像。登場するものたちのイメージと彼らに関する情報。ストーリー。プロット。だいたい、その四つがセットになっているのだが、それら全てを受容できるかどうか、自身の中で展開できるかどうかはわからない。
圧縮ファイルをうまく解凍できないと、何にもならないのと同じで、いくらすばらしいインスピレーションが訪れたところで、これまで自分の培った創作力と、忍耐力や体力などを結集して取り組まなくては、インスピレーションをうまく生かすことはできない。
不思議なことに、霧に包まれた全体像が霧が晴れていくにつれ、別のストーリー、プロットがあらわになってくることがある。まあ、完全に霧が晴れてしまうことはほぼないのだが。
その霧の中の全体像にこの数日、ときどき目を凝らしていた。インスピレーションにはいつだって、その気になりさえすれば、長大な作品にできるだけのものが備わっている。どれくらいの規模の作品にするかは、こちら次第なのだ。『不思議な接着剤』が待っているので、長いものは書きたくない。今日初めて、メモをとった。
解凍を急ぐ、否執筆を急ぐと、それこそなまものの解凍に失敗するときのような、ひどいものになってしまうので、要注意だ。
この時期のインスピレーション、嬉しいことは確かだけれど、『不思議な接着剤』を進めたいと思っていたので、複雑な心境だ。別に放っておいたって、構わないといえば構わないのだろうが。
そういえば、昼間うたた寝をしているときに、以下の夢を見た。夢というにはあまりに短い、ある場面を垣間見たという感じの夢。
実際より広い立派なベランダに、祐徳稲荷神社にいた狛馬の一頭(弟風のほう)がまるで迎えに来たかのようにいる。
弟風の狛馬というのは、以下の記事に書いた。
夢の中でも石の馬だったが、それでいて、生きてもいるという感じの馬だった。生き生きとしていて、可愛らしかった。それに、翼ははえていないのに、どうもこの石の馬は空を飛べるようだった(夢から覚めて現実的に考えれば、相当に矛盾した話だが)。
今年は初夢といえるような、はっきりした夢は記憶していないが(あまり覚えていない変な夢はいろいろと見た)、この夢はなかなか素敵だった。
祐徳稲荷神社にお詣りするのは、今月下旬か来月になりそうだ。また撫でに行くから、馬さん、待っていてね。高雅な萬子媛ゆかりの石壁神社にお詣りするときは、さぞ緊張するだろうと思う。
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