Kindle本出版に必要な作業を、ざっとメモ
Kindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)での個人出版を希望している電子書籍はまだ、表紙絵の段階にある。というほど、秩序だってやっているわけではないのだが。
フリーのグラフィックソフトGIMPをダウンロード・インストールしたところで小休止。図書館から借りた本を読んでいた。
簡単に出版できると思っていたのだが、いやはや、鈍くなった頭で一度にあれこれやることが出てきて、早くもオーバーヒートしそう。以下に、これからやらなくてはならないことをメモしておきたい。
自分のために――間違っているかもしれないことを――メモするだけなので、もし参考のためにこの記事を閲覧するかたがいらっしゃるようでしたら、わたしが参考にさせていただいた下記のサイトをご訪問になってみてください。
- キンドる速報
http://bookdi.gger.jp/ - MIYAさんの電子出版への道
http://miya99.blog.fc2.com/ - 忌川タツヤのKindleは友達さ!
http://d.hatena.ne.jp/timagawa/ - 日々雑文
http://d.hatena.ne.jp/nao550/
アメリカのEINを取得してみる
http://d.hatena.ne.jp/nao550/20111116/p1 - TaKeTaKe的雑記
http://d.hatena.ne.jp/take55/
IRSにSS-4を提出してEINの取得に成功!
http://d.hatena.ne.jp/take55/20110417/1302960930
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
■は作業済み。 ■はこれから。
①作品の準備
アップロード可能な『田中さんちにやってきたペガサス』のファイル(わたしの場合はEPUBファイル)を用意する。
■表紙(作業途中)
■本文(『一太郎2012承』で作成済み)
■出版者(本の詳細を登録する際に、記入を求められる)
②KDPアカウント情報を登録する→Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシングへようこそ
■KDPアカウント登録にはAmazonアカウントを使用
■その他の情報の登録には、③④の完了が必要。
③専用の銀行口座を開設する
KDPアカウント情報の登録の際、ロイヤリティの支払いに関する情報の登録を求められる。わたしの場合、専用の銀行口座を開設し、登録しようと考えていて(新生銀行にしたい)、新生銀行での口座開設には以下のものが必要。
■申込書
■本人確認書類(住民票の写しなど)
④アメリカでかかる税金対策
※この④に関しては、以下の拙記事をご覧ください。新しい情報です。KDPで、税に関する情報」をオンラインで登録できるようになりました。
- 2013年8月29日 (木)
キンドルの管理画面に「税に関する情報が適切に表示されていません」との表示が
https://elder.tea-nifty.com/blog/2013/08/post-f926.html
日本居住者の場合、アメリカ合衆国内国歳入庁 (IRS 日本の国税庁にあたる) に適切な申請を行えば、源泉徴収は免除される(日本とアメリカの間で租税条約が結ばれているため)。
KDPに詳しい解説あり→ここ
■『SS-4(SS-4申請書)』を準備する。
雇用者識別番号『EIN(Employer Identification Number)』を取得するために必要な書類。わたしの場合、個人事業主としてIRSに対して『EIN』の申請を行うことになる。
- IRSのサイトのここで『SS-4』に記入し、プリントアウト。
- 記入済みの『SS-4』を、下記にFAXするか郵送する。
- FAX送信先=010-1-267-941-1040
※うちはNTTなので、「0033-010-1-267-941-1040」 - 郵送先=Internal Revenue Service
Attn: EIN International Operation
Philadelphia, PA 19255, USA
(アメリカ合衆国内国歳入庁
EIN国際事業 事務局担当
フィラデルフィア、ペンシルバニア州19255、USA)
■「EIN」が送られてきたら、その番号など必要な項目をここで『W-8BEN(米国非居住者用の免税申請書類)』に記入し、プリントアウトして、それをシアトルにあるAmazonの本社に郵送する。
- 郵送先=Amazon Services International, Inc.
Attn: Vendor Maintenance
PO Box 80683
Seattle, WA 98108-0683
○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*
そう簡単に本は売れないと思うので、税金対策は本を出版してから、そのうちでもいいと思う。
作品は『一太郎』で楽にEPUB保存できるが、校正を丁寧に行わなければならない。それに、悩ましい表紙絵。
本の詳細を登録する際に記入を求められる出版者というのは、著者とはまた別に考えていいようだ。「個人の名前または法人名を入力できます」と説明されているが、忌川氏のサイトによると、屋号、レーベル名、メーカー名などでもいいらしい。
『田中さんちにやってきたペガサス』のような児童文学作品であれば、「子どものための純文学ライブラリー」、大人のための純文学小説であれば、「純文学を継承する会」といったポリシーそのものを出版者にするのも面白いかも。祈りをこめて、珠玉館なんてのもいいじゃない? これに関してはよく考えて決めよう。
それから、本の内容紹介の欄には、400字詰原稿用紙換算枚数・章タイトルを極力記入するようにしたい。また、表紙絵に、英語タイトルを併記したいと思っているが、それはあくまで装飾にすぎず、Japanese edition(日本語版)であることを断っておいたほうがいいかもしれない。日本語版しかないのに、変かな。そのうち、英語版も、フランス語版も出すつもりなんだけれど(現時点では、あくまで希望というより夢)。
資金さえあれば、いっそ出版社を興したいくらいだ。いや、これは冗談。上の手続きと今後の作業を考えただけでもう……いっぱい、いっぱい。ゆっくりやろう。
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