また訪れた児童文学作品のインスピレーション(今度はSF的なもの)
ふいに、昔ながらの道具に似せたある装置を使って、奇想天外なことをやっている二人組の姿が頭に浮かんだ。
ふわりと降り立ったインスピレーション……うーん、これをこの先どうすればいいのだろう?
これを生かせば、SF色の強い作品を書くことになりそう。このところ、タイムマシンに関する様々な肯定的、否定的な仮説を読み、それについて考えていた。
それが引き寄せたインスピレーションだと思う。ファンタジー風の作品は書いてきているが、SF色の強い作品は書いたことがないので、戸惑う。
尤も、SFとファンタジーの定義は明確ではない。最近では、SFファンタジーというジャンルもあるらしい。
ところで、表現上の矛盾があるが、神秘主義者の辞書には神秘という言葉は存在しない。科学的な根拠のない現象というものは、ないと考えられている。
科学者は研究をするために装置を使い、神秘主義者は浄化されたハートを使う。
こうした考えかたに馴染んできたわたしは、架空の世界を生み出すために用いる触媒が現代科学の知識であるのか、作者によって確認作業の行われた神秘主義の知識であるかによって、前者をSF、後者をファンタジーと便宜上呼ぶ。
作者の気ままな空想による作品を、ファンタジーということが多いようだが。
これを書いていたら、たぶん、ひと月は潰れる。色々なタイプの作品を書けるというのは物書きとして強みになると思うが、電子書籍化作業、『不思議な接着剤』がまた滞ってしまうのは嫌だな。
ほとんど初チャレンジの表紙絵のお絵描きは負担だったが(挿し絵も描くべきだろうか?)、SFとなると、神秘主義的知識とは別の知識――物理とか――がそこそこは要る怖さがある。
物理方面であれば、息子に訊けば、わかりやすく説明してくれると思うが、息子は多忙なので、あてにしちゃだめ!……と自分にいい聞かせる。
とりあえず、『田中さんちにやってきたペガサス』の電子書籍化を済ませよう。
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