短編童話、何とか完成
短編童話は何とか完成し、応募した。寝かせることなしに送ったので、怖い。
が、明日に引き延ばすと、送信事故とかが不安で、なるべく早いうちにと思ってしまった。
出来は、現時点ではさっぱり判断できない。あとで、まあまあと思うかもしれないし、頭を柱にぶつけたくなるかもしれない。
これでどうにか、『創作道場』の課題部門、自由部門に送り終えた。
ところで、昨夜、休憩中に岩波文庫から出たカロッサの『指導と信徒』をパラパラとめくっていた。
旅行後はまた緊縮財政なので、本は専ら図書館利用になるところだが、カロッサのこのエッセー集だけは欲しくて、旅行中の買い物のつもりで買った。帰宅してから同じごまかしのもとにコーヒーミルも買ったが、夫にはこれが一番嬉しかったのではないだろうか。
といっても、旅行ではリンツのチョコとコーヒーの粉と『東京ばなな』以外、買わなかった。がどれもヒットし、リンツは夫がこれまでで一番気に入ったチョコだそうだ(チョコには夫は昔からこだわりがある)。
660円で、リルケとの出会いや、神智学に少しだけ触れたところなど(あの書きかたからすれば、神智学協会の会員ではなかったのではないかと思うが、好意的な、ひじょうに謙虚な触れかただ)を読めるのだから、ありがたい。
本業は医者であったというカロッサその人にも、かなり惹かれるものがある。同じ医者作家であったチェーホフとはまた、物事の捉えかたが違う。
『フラウィウス・ヨセフス伝』も、まだ読み終えていない。深遠な『ベールをとったイシス』も待っている。
これらの読書と、自分に強制してでも、電子書籍の作成に時間を振らなければ。
外付けハードディスクに移したつもりでうっかり消してしまったファイルが複数あって(作品ではなかったが)、ひやりとした。
作品の保管場所として一番よい場所は、理解ある人の頭脳だと思うから、電子書籍を通して、そのような頭脳にめぐり合えることを祈りつつ……
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