哲学的な、難解極まる作品となっていた
前の記事を書いた直後に、1時間ほど爆睡。すっきりした頭で、再度作品に取り組み、そうして、初めてわかったことがあった。
わたしは、自覚がないままに、高度な内容の作品をわかりやすい小説にしようとして、無駄骨を折っていたのだ。
改めて読んでみて、内容が哲学的で、ひじょうに難解なものであることがわかった。
大衆文学の応募者が多勢を占める賞で(発表誌が純文学系の雑誌であるために、大衆文学作品が純文学作品と誤認されるケースが多く、そのことが芥川賞にも影響して直木賞との区別がつかなくなっている始末だ。結構、毛だらけ、猫灰だらけ)、こんな作品、誰が真面目に読んでくれるというのだろう?
なるほど、わたしが無意識裡に、この世の読者よりも彼の世の読者を当てにせざるをえなかったわけだ。
自分でも気づかないうちに、高度な内容の作品を構築していた。死んだ女友達が書かせてくれたものだ。彼女との交友なしでは、わたしには拓けえなかった境地だった。
この作品の正体がわかったからには、しっかりと完成させたい。この作品は、ある意味で彼女の遺作だ。
この世の読者を当てにしようが、彼の世の読者を当てにしようが、そんなことはどちらでもよい。少なくとも、自分で電子書籍にする価値はある。
この作品を書くために、今日まで生きてきたのかもしれない。
あー甘い、甘すぎる、ミルクティーが。間違って、娘の砂糖入りミルクティーを飲んでしまった! わたしのはノンシュガーのミルクティーだったのに。
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