電子本を初販売しようとして臆病風に吹かれ
昨日まる一日かけて、「純文学:幻想短編集‐1 杜若幻想・フーガ・牡丹」という電子本を完成させ、200円という価格をつけて公開したまではよかったのですが、その直後、「こんな貧弱な内容に200円も払わせた!」というクレームが来たらどうしよう……と臆病風に吹かれてしまいました。
どれも短い作品ですし、この手の作品、わかる人にはわかるだろうけれど、いや、豚に真珠というわけではないけれどわからない人にはわからないだろうし。試し読みを2頁設定して、1頁は元原稿の400字詰換算枚数と発表誌(同人誌)を紹介した頁、もう1頁は「牡丹」の山場に入る手前の頁にしました。
公開したあとで、校正不足ではなかったかとか、あれこれ心配になり、幸いまだ閲覧者もいないようだったので、非公開設定に戻しました。もう少し時間が経ってから販売することにしたのです。どーせ売れっこないのに。
ところが、わたしが非公開設定にするほんの少し前に、お1人閲覧者があったことがあとでわかりました。あーあ。教訓=販売は本の完成から少し時間を置いてから行うこと。
気分次第で、予定していた本の公開順序は入替わります。無料と有料が混じっていくと思います。現在、完成した前掲の他には、以下の本を作成中。
- 文芸評論集‐1 村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち
- 歴史エッセー集‐1 卑弥呼をめぐる私的考察
- 純文学:幻想短編集‐2 茜の帳(萬子媛抄・祐徳稲荷神社にて)
偉そうなタイトルばかり。文芸評論集‐2では、当ブログで公開している他の短い評論を集めたいと思っています。そういえば、芥川賞候補が発表になりましたね。変なタイトルが多くて、読む気が失せるのですが、「ひっ」とか、あんなタイトルにしなければ、本が売れないのでしょうか? 「河童日誌」というのは、児童文学ではないのですか? 気が向けば、また受賞作の感想を書こうかな。
エッセーは分野別に本にしたいと考えています。電子本の作成はわたしの場合、作品保管の目的も兼ねているので、分野別の整理番号が必要なのです。
パブーは、ブログ感覚で本を書いていくことができるので、初心者には使いやすいですよ。管理画面で操作確認の際、飛び出してくるウサギに癒されます。エンピツ担いだハリネズミも愛らしいですし。また本を購入する場合は、「おさいぽ!」という銀行振込、ゆうちょ振替、コンビニ決済などできる便利なシステムがあり、とっつきやすいサービスだという感触です。
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