電子本作りの私的現状
パブーで電子本の作成に熱中していましたが、予定している本を一気に作ってしまうのは無理なので、創作・読書・研究の妨げになりすぎないよう、もう少しコントロールが必要だと反省しました。
パブーはブログ感覚で電子本の作成ができるので、楽しめますが、PDFダウンロードのことを考えて1頁に入りきれる分量にしようとすると、結構手間がかかります。
管理画面で、PDF閲覧する場合の模擬的な確認は可能なのですが、実際とはずれが生じがちで、大抵、修正が必要となります。実際の確認を挟みながら、削ったり、加えたりしたりの作業が実に面倒。100頁を超える作品となると、うんざりしてしまうのは、わたしの場合、これが原因かな。
また販売するとなるとおそらく、買う手続きが面倒(実際は簡単なのですが)とか、有料ということ自体に拒否反応が起きるとかで、のぞき見してくれる人は無料本より増えても、実際に購入してくれる人となると、いつ期待できるのかわかりません。これが現実であるようです。 ※現在、以下の電子書籍は非公開です(2013年8月16日)
- 児童文学:習作集 ‐ 1 卵の正体
(2012年6月21日/無料)
23ダウンロード,閲覧数:207 - 児童文学:作品集 - 1 すみれ色の帽子
(2012年7月12日/税込380円)
0ダウンロード,閲覧数:202,販売数:0 - 純文学:幻想短編集 - 1 杜若幻想・フーガ・牡丹
(2012年7月13日,税込200円)
0ダウンロード,閲覧数:60,販売数:0
ただ、作品の保管が電子本作成の第一の目的なので、売ることに元々期待はしていませんでした。これがパン、ケーキ、苺といったナマモノと考えれば、すぐに売れないと焦る気持ちにもなります。
が、工芸品――それも例えば宝石細工など――と想えば、ショーウインドウで長いときを過ごすのも当然といった気持ちになります(それにしては値段がナマモノの……)。
まあ、そのどちらでもなく、ネーム・バリューなしの個人の本なわけです。逆のいいかたをすれば、ここでしか買えない本……。
『すみれ色の帽子』の閲覧数が多いのは、児童文学ということから来た結果なのか、この中で一番高価ということから起きた現象なのか、わかりません。無料にすれば、結構多くのかたがダウンロードしたり、読んでくださったりといったことを期待できそうな気もしますが、今のところ『すみれ色』の無料化の予定はありません。
以下は、過去記事でもお知らせしましたが、近々公開したいと思っている電子本のリストです。この中で、『純文学:幻想短編集‐2 茜の帳(萬子媛抄・祐徳稲荷神社にて)』は無料の予定です。スキャンによる文字化けの修正に嫌気がさして作業を中断していましたが、創作に差し支えない程度に急ぎたいと思っていますので、どうかご期待くださいね。
- 純文学:幻想短編集‐2 茜の帳(萬子媛抄・祐徳稲荷神社にて)
- 純文学:幻想短編集‐3 昼下がりのカタルシス
- 文芸評論集‐1 村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち
- 歴史エッセー集‐1 卑弥呼をめぐる私的考察
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