創作状況。夫の定年メモ。
このところ、創作関係はちょっと停滞気味でした。過日仕上げた短編について、考え込んでいたからです。その作品で、自分では設定していなかった重い問題提起をしてしまったことに気づいたからでした。
気づかないまま、モチーフの面白さに釣られて勢いよく書いてしまったことに対する反省――といいますか、書くことの怖さを改めて思い知った気がしています。
児童文学界の考察は今後も続けますが、創作に力を注ぎたいので、カテゴリー「瀕死の児童文学界」の記事の公開は散発的なものになるでしょう。
創作や児童文学界の分析の続きに入る前に、昔書いた『茜の帳』という短編、及び祐徳稲荷神社を創建した萬子媛に関するエッセー『萬子媛抄』の公開を済ませたいと考えています。
夫の定年メモ。夫は今日も面接がありました。もう一つ、結果待ちのものがあります。
時期的に清掃、警備などしか出ていないことがあり、そこへ大勢が押しかけて落とされるとなると、ブルーな気分が続いているときなどは自分は掃除や警備もできないと思い込み、家族もそう思い込む……ということにならないようにしようね、と夫と話しました。
継続雇用の認められない残酷さとは、退職以後、経験を生かした仕事に就く可能性がほんの僅かになってしまうことです。そうなると、「ただの爺さんだもんなあ」と夫はいいます。掃除や警備に押しかけるのは、そんなただの爺さん扱いされている定年後、あるいは定年前の男性がずいぶん増えているということです。
ちなみに50代の求職者は多く、40代も、いや、それより若い求職者も今は少なくありません。求人票に「年齢不問」とあっても、若い人から雇われることが多くて、年がいくほど回ってきません。かといって若い人には定年後向きの仕事では、条件が合わないといった具合なのです。求職者が多けれど多いほど、人間が安く買い叩かれる市場が出来上がるというわけです。
たまに夫の経験を生かせそうな仕事が出ていると、夫もわたしも嬉しい気分になります。それで通ればもっといいのですけれどね。
夫は生憎、主夫業の素質はなさそうですが、退職まで行っていた管理的な仕事は適正がありそうです。夫の母方の祖父が伊万里の町長(その後市になり伊万里市長も務めました)をしていた血筋からか、案外そうした仕事は向いているように思えます。
夫の父方の家系は松浦水軍だったらしいので、アバウトで強面なところが出ることもあり(わたしが悩まされたり泣かされたりするのは、夫のこの面が出たときです)、あるいは経理部長をしていた父親の律儀さもどこかで受け継いでいるところがあって、とにかく複雑な男ではあります。
流通業関係、接客業は長い経験から適正があるでしょう。雇われたら、生真面目にご奉公する昔気質を秘めているので、精神的に損なわれない、使い潰されずに済む仕事が見つかればいいなあと願っています。
夫はポリテクで貴重な友人ができ、昨日、電話をしていました。考え深くてしっかりした、几帳面な男性です。彼もまだ仕事に就けないそうで、もったいない話だと思います。励ましあって、2人共適職に就けますように……!
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