詩人と呼んだ女友達のことを作品にしたい
昨夜、夏までの執筆計画を立てた。
6月までは200枚の児童小説で潰れる。賞に応募するか、持ち込むかはまだわからない。
持ち込むつもりで編集者の名前まで教えていただいた出版社には、まだ持ち込んでいない。その気分になれなくて……。
詩人と呼んだ女友達のことを書いて、夏締切の文学賞に応募してみようか、とふと思う。
いやいや、と首を振る。あそこへ出せば、応募者が少ないので、おそらく読んでは貰えるだろうが、たぶんそれだけだ。選考委員の好みは既にわかっているし、もうそれに合わせた書き方はしたくないのだ。
定期購読を続けてきた別のところへ、評論として応募するという手もある。彼女はプロではなかったが、何より詩人として生きたのだから、そうするのが一番だと思う。
ただ大学時代以降の作品になると著しく精彩を欠き、採り上げられる作品数の少なすぎるのが難点だ。
彼女の全作品の整理から始めるとなると、児童小説を仕上げた直後から行うのでなければ、今年の応募には間に合わない。
話題は変わるが、神秘主義者の業というべきか、わたしは自分の書いたものがどんな読まれかたをしているのかが、時に、手にとるようにわかってしまう。
ブログにしてもそう。
全部がわかるわけではなく、ブログなどの場合は特に、大勢の閲覧者があるから、無意識的に選択して反応を受けとっている。
利己的な印象やきつい印象を受ける反応には、のっぺりとして個性がなく、注意していれば別だが、そうでない場合は男女いずれかぐらいしかわからない。
一方、深みのある精緻な反応は個性を伴う。容貌こそわからないが、カメオのように面影が浮かび上がり、どんな感じの人であるかが伝わって来る。高級な精神作用ほど個性的だというのは、興味深い。
この世ではわたしの方での一方的な受信に終わりがちだが、死後の世界では、こうした方法の方が一般的であるようだ。彼の世ではテレパシーによる意志の疎通が普通らしい。
ただ、わたしは自分がまだとても未熟な人間であるという自覚はあるので、受信した他人の想念は一応自分の妄想と位置づけることにしている。事実、雑念でいっぱいだと、自分で自分の想念を受信してしまうのだから恐ろしい。
意識が澄み切った状態にあるのでなければ、他人の想念を正確に受信することはできない。
精神疾患の一つに被害妄想というのがあるが、あれは猜疑心でいっぱいになった人が、自分で自分の雑念をキャッチしてしまう結果だと思う。
有徳稲荷神社を創建した萬子媛については、過去記事で書いたが、江戸時代に亡くなりながら今もなお参拝者を見守っていらっしゃるというのは、凄いことだとつくづく思う。
あれだけ霊的品格の高い方がこの世の一般人の想念を受けとめるという行為は、苦痛以外の何ものでもないのではないだろうか。まさに究極のボランティアだ。
今日は午後から循環器クリニックに行く予定。実は例によって、午前中に行きそびれた。最近、子供みたいに病院嫌いになってしまい、困っている。
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