« ドイツからいただいたメール | トップページ | 瀕死の児童文学界 ⑤自称ユング派とファンタジー、児童文学との結びつき »

2012年3月10日 (土)

祐徳稲荷神社 ①初詣

 昨日、祐徳稲荷神社に初詣に出かけました。これまでに、神社でこれほど楽しい気分を味わったことはありませんでした。

 馬にちなんだ御守りも買えましたし……石の馬にも触れられて……切りそろえた前髪のチャーミングだったこと! この石の馬は、何度も見ていたはずなのに、これまで気づきませんでした。

 わたし、子供の頃からずっと、怖い顔をしている狛狐が怖くてたまらなかったのですが(他にも、お稲荷さんだけあって、石の狐がいっぱい)、番犬、否番狐はあれくらい怖い顔でないといけないかもね、と昨日初めて思えました。

 神楽殿で夫の還暦のお祓いをしていただき、本殿、それから、創建者の萬子媛が、晩年、断食行をなさったという岩屋跡に建てられた石壁社にもお詣りしました。

 実はこの神社、縁切り寺ともいわれているのですが、なぜそういわれるのか……やはり昔、萬子媛について書かれた本などを読んだりしたあとに書いたエッセーをご紹介して、解説に代えたいと思っています。

 もう実家がなく、一観光客として訪ねたせいか、本当に楽しい一日でした。長距離の運転で、夫は疲れたでしょうが、まあ翌日に当たる今日は休みだし。

 神楽殿でお祓いをしていただくあいだ、最初は私的な願い事でいっぱいでしたが、いつのまにか、日本の安全をのみ、ひたすら祈願していました。

 また、神社にいた間中、神社、寺院を含む、日本の文化財のことを、これまでになく深く考えさせられました。

 そして、明治の廃仏毀釈までは、神社と寺院が同居しているのは普通だったことを改めて考えていました。萬子媛が神社を創建され、岩屋で断食行をなさったことは、神秘主義の観点からは少しも矛盾しません。このテーマは、マグダラのマリアの問題とも無関係ではありません(詳しくは、カテゴリー「Notes:不思議な接着剤」を参照)。

 携帯を忘れたので、神社からしようと思っていた写真付の記事の投稿はできませんでしたが、デジカメで撮った写真でアップできそうなものがあるかもしれません。

 行きに、由布岳が美しかったので、シャッターを切りました。車の中からだったので、ちゃんと撮れていないかもしれないなあ。

 あ、馬にちなんだ御守りもご紹介しなくちゃね(相変わらず、馬のことをしばしば考えているわたしです。馬……乗りたいわ……ため息)。

|

« ドイツからいただいたメール | トップページ | 瀕死の児童文学界 ⑤自称ユング派とファンタジー、児童文学との結びつき »

神秘主義」カテゴリの記事

お出かけ」カテゴリの記事

萬子媛 - 祐徳稲荷神社」カテゴリの記事