読み聞かせとファンタジー蔓延の原因か?
調べれば、調べるほど、怪しいことがぼろぼろ出て来る児童文学界。力任せに引っ張ったら、ついに、でっかい芋――故河合隼雄氏が出て来られて、びっくりしました。ぎょっとしましたわ、全く。お亡くなりになってからも――些か胡散臭い――影響力が見えない世界から及んでいるということですか?
大人の文学界の芋蔓を引っ張ったら、なぜか、今もお元気で――なによりです――ご活躍の寂聴先生が出ていらっしゃって驚きましたが、お二方、ご容貌が似ていらっしゃる気も……。
児童文学界における、読み聞かせとファンタジーの蔓延を以前から異様に感じていたのですが、名のある二つの協会について調べたところでは、コンクール必勝の特集を組んだり、コンクールを全面に出した講座案内を賞の応募者に届けたりといった俗っぽさ丸出しの行動は目についたにしても、それはどちらかといえば、原因というより結果なんじゃないかという気が濃厚にしていました。
読み聞かせとファンタジーのこれだけの蔓延には、別のもっと強力な推進力というか原因があるはず――思想的な指導者がどこかに存在するはず――だと感じていました。
長くなるので、また書けるときに。今日は家事をサボったツケで、深夜まで時間がとれそうにありません。
わたしもいい加減、創作に戻りたいので、こんな芋掘りなんか、するつもりはなかったのです。
あ、エプソンのプリンターにはすっかり惚れ込んでいます。
○当ブログにおける関連記事
2010年6月17日 (木)
文学界の風穴となるだろうか?
https://elder.tea-nifty.com/blog/2010/06/post-9dc1.html
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