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2012年2月 8日 (水)

嵐が去って、作品が残った

夢占いでは、お金は大便だ。夢は彼の世の価値観を反映しているところがあるから、興味深い。

賞には大抵賞金が用意されている。本になることや、それなりに得られるステータスなども、賞金のうちに含めて考えることができるだろう。

わたしは今でこそ不健康になってしまったが、健康な頃はスポーツが大好きだった。いや、不健康になった今も、生活に余裕さえあれば、乗馬クラブ・クレインに入会して馬に乗りに行きたい。

クレインには、教習所感覚で通えるし、費用も普通のお稽古と変わらないくらいなのだ。と、横道に反れてしまった。

……本来は運動が好きだから、競争は好きなほうで、賞狙いは案外わたしの気性に合っている。

しかし、神秘主義的に――ブラヴァツキーの解説を参考にして――考えると、賞を狙うという行為で刺激されるのは、カーマ(欲望の座)に引きつけられる低級マナス(低級自我。マナスとは心の意味)だ。

ところが、芸術行為にふさわしいのは、ブッディ(霊的魂)に引かれる高級マナスだろう。

輪廻するのは、人間の中の永久本質であるブッディで、高級マナスはもし汚されぬままであれば、その神聖なエッセンスだけは死後も残るといわれる。

イエスが天国に宝を、とおっしゃるのは、このことだと思う。

オーラが清らかに輝くのは、心が清浄な状態にあるときであることが、じぶんのオーラからわたしには確認できる。

賞を狙っていると、下向きの低級マナスと上向きの高級マナスが交互に刺激されるから、芸術度の高い作品を完成させたいと思えば思うほど、わたしは自分の中のアップダウンと闘わなくてはならなくなる。

大便にたかるハエになった自分、ペガサスに乗って天翔ける自分。あまりの落差に、変になりそうだと思う。

賞狙いの呪縛から早く抜け出られてよかった。名前を教えてくださった某出版社の編集者宛てに作品を送るつもりにはしているが、期待はしていない。

ずっと前、戯れに書いたような児童文学の小品を、畏れ多くも、上に書いたのとは別の出版社に送り、いろいろと忠告していただいたが、あれは嬉しく、ありがたかった。

そのときよりは進歩したところを見て貰えたらと思う。しかし名前もわからない。まだそこにいらっしゃるかどうかさえ……。

そのうち、児童文学専門でなくてもいいから、どこかの出版社から本を出せたらいいなと思うが、それより今は作品『不思議な接着剤』を仕上げることに、心血注ぎたい。

「奇怪な児童文学界」②で引用させていただいた本の著者のお一人、中野節子さん訳の『マビノギオン 中世ウェールズ幻想物語集』(JULA出版局)を、図書館から借りてきて読んでいる。美しい……

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