詩人、行織沢子の死 ①訃報
INDEX
- 詩人、行織沢子の死 ①訃報
2012年2月2日、午前11時15分――、
当ブログで詩人と呼んできた女友達が亡くなった。
最後に話してから、翌々日の死。
敏感なほうのわたしだが、一切わからなかった。死の予感もなく、死後の訪問もあったかどうかさえ感じず、それらしい夢も見なかった。
優しい、穏やかな最後のお顔だったという。
お父様が長い交友に何度も、ありがとう、とおっしゃった。
わたしは彼女がよいご両親に恵まれたこと、ご両親の長いご苦労に――わたしなんかが申し上げるのはおこがましかったが――、あふれる感謝の思いを伝えずにはいられなかった(彼女には統合失調症との長い闘いがあった)。
この世という教室での難しい教科を終えて、安らいでいることと思う。
だが、わたしは創作の支えを失った。つらい。
| 固定リンク
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 日本色がない無残な東京オリンピック、芥川賞、医学界(またもや鹿先生のYouTube動画が削除対象に)。(2021.07.20)
- 芸術の都ウィーンで開催中の展覧会「ジャパン・アンリミテッド」の実態が白日の下に晒され、外務省が公認撤回(2019.11.07)
- あいちトリエンナーレと同系のイベント「ジャパン・アンリミテッド」。ツイッターからの訴えが国会議員、外務省を動かす。(2019.10.30)
- あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」中止のその後 その17。同意企のイベントが、今度はオーストリアで。(2019.10.29)
- あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」中止のその後 その16。閉幕と疑われる統一教会の関与、今度は広島で。(2019.10.25)
「詩」カテゴリの記事
- 高校の統合で校歌が70年前のものに戻っていたので、作詞者と作曲者について調べてみました(夕方、数箇所の訂正あり)(2021.02.08)
- 堀口大學の訳詩から5編紹介。お友達も一緒に海へ(リヴリー)。(2017.08.29)
- 20世紀前半のイタリアで神智学・アントロポゾフィー運動。ガブリエラ・ミストラル。ジブラン。(加筆あり)(2016.06.09)
- 神智学の影響を受けたボームのオズ・シリーズ、メーテルリンク『青い鳥』、タブッキ再び(2016.06.01)