小学校1〜2年生向きの童話力は現在ソナチネアルバム辺り?
わたしの童話の創作をピアノのレッスンにたとえると、4〜6歳向きの童話は、「ネコふんじゃった」から始まり、バイエルを齧りかけた辺りで投げてしまいました。もう少しだけ年齢を上げて、小学校1〜2年生向きの童話にチャレンジしてみようと思い、頑張った一昨日から昨日にかけて――。
頑張っただけのことはありました。今日になったら一気に上達した感じがありまして、現在はチェルニー、ソナチネアルバム、バッハインヴェンションを並行して快進撃中といったところです。明日にはソナチネアルバムを終了し、モーツァルトソナタに入れると思います。
コツが呑み込めたのです!
この年齢層向きの童話が書けるようになるというのは、強いのではないかと思っています。賞にも、楽しく応募できるようになるでしょうから。長編となると、どうしても時間がかかり、途中で気晴らしがほしくなるものですが、わたしの場合、大人向きの小説では時間がかかるし、気持ちも澱むので、あまり気晴らしになりません。短い時間で仕上げられる童話が書けると、気晴らしと応募を兼ねて一石二鳥というわけです。
まあ大人向きの童話というのもあって、賞によっては読者対象を限らないものもありますが、わたしはやはり子供向きの童話が書けるようになりたかったのですね。
ミイラとりがミイラにならないよう、対象年齢とかテーマ以外のことで、賞の傾向に自分の創作を無理に合わせるようなことはしないようにしたいと考えています。自分の作風を一番大事にしたいということです。
何より、身近なものも童話の素材に使えるとなると、周りのものが新鮮に見えてきます。童話を書くコツとは、いわば蘇りの術で、対象となる年齢域の子供に戻れるということではないでしょうか。同時に客観的な大人の自分も存在するわけで、自分の中に重層構造を備える術といえるかもしれません。老若男女を備えているのがバルザックですね。
15枚予定の原稿は6枚書いたところですが、小学校高学年以上の児童小説や大人向きの純文学小説と同じくらいのスピードで書けるようになりましたから、締め切りは迫っていますけれど、憂いはありません。今書いている作品を今月末必着の賞に応募するか、別のところに応募するかはまだわかりません。
一昨日までは、子供のための童話を書くのがあんなにつらかったのに、今は書く悦びでいっぱいです。ただ、4〜6歳向きの童話には当分チャレンジできないでしょうね。もがき、苦しんだ……あの体験、早くもトラウマになってます。それがあったからこそ、それより少し年齢を上げたときに、書くことができたのでしょうけれど。
今日はこれから循環器クリニック、そのあと美容室へ出かけます。では、では。
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