童話、完成しました。
規定枚数の15枚ちょうどに仕上がりました。というより、ちょうどに仕上げたというべきでしょうね。
4〜6歳対象の童話の書きかたがわからず、勉強しつつ呻吟し、諦めた直後に、インスピレーションがまばゆい小鳥のように降りてきて、これは小学校1〜2年対象の童話によいのではないか、4〜6歳対象から少し年齢を上げたそれであれば、書けるのではないかと思いました。
思った通り、ぴったりでした。インスピレーションはミューズからの預かり物なので、仕上げなくてはならないし、必ず仕上げられるという確信のもとに進め、先程仕上がったのでした。
幸せな執筆でした。書いている間ずっと、ミューズの加護を感じました。15枚と短い作品ですが、手応えとしては中・長編と変わりありません。
対象年齢が違っても、純文系読み物であれば、1日に書けるのは400字詰原稿用紙に換算すると、5枚です。
のったときは15枚くらいなら書けたりもしますが、手直しにかかるので、やはりわたしに無理のない枚数となると、1日に5枚といったところです。
ですから、対象年齢が低いと、それだけ早く仕上がるという回転率(?)のよさはありますが、作品に読み応えや重厚さを求めるとなると、小学校5〜6年以上を対象とする長編の読み物ということになります。
このあと何を書くかについては、またプランを練り直すことになりそうです。
昨夜はまだ3分の2しか作品が仕上がっていませんでしたが、娘は自分のほうから読みたいといって読んでくれ、かなり気に入ってくれました。
今日は娘は午後10時までの残業なので、完成作を今夜中に読んで貰うのは無理でしょう。
昨夜より一段と、ありそうで案外お目にかかれないタイプの童話、愉快で神秘的な、美しい童話に仕上がったんじゃないかと自負しています。
子供にも大人にも楽しめる童話になったとわたしは思っているのです。
賞に応募するかどうかといったことは、世俗の出来事にすぎませんから、ここからはミューズの加護は働きません。
なるべく早く世に出るためには、どうするのが一番いいんでしょうね。これまでのような試行錯誤の悠長なことをやっていたのでは、世に出る前にいのちが尽きてしまいます。世に出られなくて当たり前だからこそ、茨の道というのでしょうが……
書いているときは一種超然としている自分がいるのに、書き上げたとたんに、俗っぽい、世渡り下手な、弱い自分に戻るというわけです。
これから残った家事を片づけて、夕飯作りです。娘が遅いので、ゆっくりでもいいのは有り難いですが、創作で力を使い果たしてしまい、あと数滴しか(?)力が残っていません。ヘロヘロで、夕飯づくり。
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