童謡、できました。
歌詞を書いたのは、九州芸術祭が募集していたふるさとの歌を書いたとき以来でした。
今思えば、大学生だったから賞をいただけたのかなという気もします。
大学生だったので、むしろ古めかしいムードに惹かれ、土が香るようなノスタルジックな歌詞を書いたのですが、作曲家のかたはそれに洒落た曲をつけてくださいました。
そのかたは、ケーキを沢山持って実家に現れ、優しい素敵な中年男性でしたが、出された注文は何ヶ所かの訂正で(作曲のために必要だったようです)、わたしとしても変えたくない箇所もあり、そのかたと真剣な数時間を過ごしたことがよい思い出です。
「またコンビを組んでやりましょう」とその人はおっしゃいましたが、わたしは若くてシャイだったので、盛大な音楽会に面食らい、作詞のことを含む全てを無理に忘れてしまいました。
今思えば、下手でも作詞を続けていれば上達したでしょうし、そして、あの作曲家とコンタクトをとり続けてまたコンビを実現すればよかったと残念な気がします。
それにしても、曲にしやすいように考えながら、望み通りに表現するのは難しい……いくらかユーモラスで、洒落たタッチの、様々な生き物たちを主人公にした童謡を作っていきたいと考えています。
今回は賞応募のために作りましたが、落ちたら公開しますので、どなたか曲をつけてくださいませんか?
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