図書館からわが家へお招きした、リンドグレーンの絵本たち
ポリテクから帰宅した夫が車で娘を迎えに行くというので(普段は娘はバス通勤です。夫は電車通学)、図書館に寄ってリンドグレーンの絵本を借りてきてくれるように頼みました。
子供の本を借りるのは気がひけますが、数冊ずつあるものを選びます。
『ふしぎなお人形ミラベル』『赤い目のドラゴン』『ゆうれいフェルピンの話』を、どうしても読みたかったのです。他にも借りてきてもらいました。独創的な作品たち……個性的なお客さまばかりで、圧倒されます。
まだ上の三冊を読みかけたところですが、どれも衝撃的です。どういうんでしょう、絵本によくあるような、子供こどもした、つまらなさがありません。わたしは子供の頃から、その類の本には無関心でした。
リンドグレーンの絵本は子供の頃には読んだことがなかったので、子供のときに読んでいたらどう感じたかはわかりませんし、絵本作家としてのリンドグレーンの位置づけがどんなものかは知りませんが、わたしは大人というより、「おばあさん」と呼ばれてもおかしくない年齢になっていながら、子供にかえって読んでいました。
『ゆうれいフェルピンの話』は怖すぎて、まだ読破できていません。息が切れ出したときに、ページをめくったら、白いところに(子供の?)鼻○○がついていたので、わあ、と思いながら、ティッシュでこびりついたそれをとり去り、ウェットティッシュでその部分を破れないように綺麗に拭いて、乾かしました。
またあとで『ゆうれいフェルピンの話』は読みます。
『赤い目のドラゴン』は、僭越ですが、自分が書いた児童文学作品Pを思い出してしまいました。そのわたしの作品に出てくるのはドラゴンではなく、タイプも全く違いますが、飼うところとか、結末が似ているので。Pを書く前にこれを読まなくてよかったと思いました。読んでいたら、あるいは違う作品になっていたかもしれません。
『ふしぎなお人形ミラベル』は、絵の女の子が痩せていて……山岸凉子先生の『テレプシコーラ』に出てくる空美ちゃんを連想してしまったほど! 対照的にお人形はふっくらとしていて、種から育ち、根っこまであって……。
娘がいいました。
「今の日本の絵本は、単純な感情しか書いてないよね。リンドグレーンのは違う」
わたしは子供の頃、子供こどもした本に無関心だったと書きましたが、そのような作品には娘の言葉に通ずるような、何かぺたんとした、平板な感じがありました。
また改めて、今日借りたリンドグレーンの絵本については全部に触れた記事を書きたいと思います。
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