ご破算で願いましては
昼休みいっぱい携帯で夫と話し合い、結局、夫は辞退しました(まだ雇用契約書は交わしていなかったので)。
試用期間が3ヶ月あり、その間は社会保険をつけないというのは、明らかに違法行為ですが、定年退職後に入れるのはこんなところばかりかな……とも思われて、昼休みいっぱい話し合っていたわけでした。
先に受けた宿直の仕事の場合も3ヶ月の試用期間があり、その間は社会保険がつかないというものだったと夫はいいますが(わたしは聴いた記憶がありません)、同じつかないといっても、室内での宿直の仕事と厳寒の季節に道路に立ちっぱなしというのでは会社側の悪質度が違います。そんな人間の使い潰しをやってきた会社と思われます。
雇用保険の切れるのが3ヶ月後です。3ヶ月後に警備会社をやめるとして、給与+厚生年金−防寒対策用下着などの出費として計算したら、雇用保険と比較しても大した稼ぎにはなりませんし、やめる時点で体を壊している公算が高いと思うのです。
というより、体を壊さないとしたら、奇跡ではないでしょうか? そうなると、取り返しがつきません。昨日、その不安が繰り返し襲い、眠れませんでした。
ちなみに、帰宅した夫に確かめたところ、夫が大学時代にした交通誘導のアルバイトはたったの1週間だったとか。
夜間、2人ひと組で立っていたそうですが、幸い交通量が少なかったため、替わりばんこに立ち、1人は車で寝ていたそうです。管理のゆるい会社だったため、教育がなかった代わりにそんな自由もあったとか。
交替するために起こされて、手袋をはめようとしたら、うっすら凍りついていたというのです。これは、福岡市は12月の話。12月でそうなら、2月の夜間などは想像を絶する事態ですわね。
若いときに1週間でギブアップしておきながら、なぜ同じ仕事を続けられると思えたのか、わたしにはわかりません。
何月だったかは覚えていませんが、わたしは真冬に子供会の交通当番で2時間ほど旗を持って立っていたことがありましたが、あれだけでも結構かじかみましたもの。
3ヶ月耐え抜いて、恵まれた体力及び不屈の精神で常駐を勝ち取れた人だけが生き残っていくのでしょう。そんな常駐の人ばかりが一緒に講習を受けていたとか(定期的に受けることになっているようです)。何というサバイバルの世界であることよ!
2月までは創作をしたいので、それに没頭しますが、その頃までに夫の就活が思わしくないようであれば、わたしも3月から就活を開始します。
体を壊すくらいなら、就職には結びつかなくとも、ポリテクでCADを学ぶほうがはるかにましではないでしょうか。で、ブラック警備会社を蹴り、夫はポリテク通いの続行と相成りました。
正直いって、もはや神頼みしかないと思っていますわ。
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