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2011年12月17日 (土)

携帯で長文を打ち。凄味のあるリンドグレーンの作品群。

相変わらず体調が優れず、寝たまま携帯からです。

風邪症状は感じませんが、風邪が抜けていないのかもしれません(風邪にかかっていたのかどうかもはっきりしませんが……)。

昨日と似た症状です。

昨日は、昼過ぎても用心していたら、だんだん家事くらいはできるようになり、夕飯も作れたのですが、作ったあと、後片付けをしているときに軽いめまい、消耗感を覚えて就寝。

今朝になると、気分の悪さがぶり返していました。症状は、軽い吐き気、寒気、頭の重さ、腰痛です。

今日のお昼は、ポリテクが休みの夫がお湯を張った素麺をしてくれたので、それを食べました。美味しかったのですが、やはりいつもと違うのは素麺くらいでも胃にもたれるところでしょうか。

昨日の夕飯のメインは今が旬のブリを使い、エスニック風の照り焼きにしたものでしたが、これは食べられそうになかったので、自分のぶんは作りませんでした。

サイドディッシュの小蕪のスープ煮とサラダは食べました。

小蕪のスープ煮は、婦人之友社「毎日のお惣菜シリーズ 2 野菜料理(Ⅱ)」(1985年)を参考にしたものですが、これは、見かけも味わいも大変お洒落なので、クリスマスのディナーに如何でしょう。

蕪をスープでべっこう色に透き通るまで煮、それにソース(サワークリームにレモン汁、玉ねぎのみじん切り、ケッパーをまぜる)をかけたものです。チキンの側にあっても映える一品だと思います。

以前、レシピを紹介した記憶があります……当ブログの過去記事検索で出てくるはずです。

蕪の葉はもったいないので、刻み、冷凍しているちりめんじゃこ、すりごまを加えて油で炒め、しょうゆで味つけしました。ごはんにかけると、大変美味しいですよ。いつもは、蕪の葉ではなく、小松菜で作っています。

体調は朝に比べると、よくなってきていて、この記事を書き終えたら完全に起きようと思っています。夕方1分だけ(とご当人のお言葉)来客の予定で、そのあと、買い物に出たいのです。

娘が今夜は会社の友人達と食事に行くそうなので、夫と二人外食でもしようかしら。お金がないから、外食といってもファミレスですけれどね。

長崎ちゃんぽんの○○は昔からお気に入りなのですが、家から一番近い○○は料理人の腕が悪すぎます。○○とも思えませんでした。

野菜はくたくた、その癖、エビは火の通りが悪かったわ。あんなに水分のある皿うどん、初めて食べました(怒)。

具材の炒めかたを教えてやりたくなったほどでしたが、料理をしていた男の子(ってことはないですよね。大人の男性のはずですから。最近、30代までの男性は坊やみたいに見えてしまう……)がお勘定のときにレジで屈託なく微笑みかけてくれたときには、その怒りも萎えてしまいました。

夕方1分だけ見えるお客というのは、保険関係の手続きのためで、見えるのは担当の人ではなく、用件は本人であるかどうかの確認です。

夫の生命保険は妻型で、見直しの時期にあたっているのですが、病人の妻(わたし)がくっついているために、夫の保険を設計するにも自由度がなく、またこのままでは、夫がもしもの場合、わたしの保険もなくなってしまいます。

今のうちだと、わたしの医療保険だけ夫の保険から取り出して別個にできるとか。色々と病気のあるわたしの場合、ここの会社の保険で、わたしが新規に作ることはできないそうで(ここでなくとも無理だわね)。

がん保険には入っていますが(それは夫がもしもの場合でも、わたしの保険は残るそうです)、あれはがん以外には出ないし……金額的には小さくても、全体をカバーしてくれる保険がなくなるのは困るので、取り出して貰うことにしました。

あれこれ工夫をして貰い、夫の保証は小さくなるところも大きくなるところもありますが、担当の人のおすすめプランが妥当かな、といった感じ。

わたしが先に死んだ場合に葬式代も出ないのは困るので、それはしっかり残して貰いました。そして、今受け取れる積立金は、家計の苦しいときなので受け取りたい気もしましたが、担当の人のおすすめに従い、その積立金を活用し、わたしの保険を医療保険付年金保険にしてわたしのぶんの保険料を4年分一括して支払ってしまうことに。

年金保険にすることで、そのぶん保険料は高くなりますが、4年後にまた保険料の支払いが始まるときに払えないようであれば、今回のように医療保険だけ取り出すこともできるそうです。その際に、積立金は入れたままにしておくことも、受け取ることもできるそうなので、そうすることに決めました。

結果的に、月々の保険料の合計はこれまでより軽くなり、家計の苦しいときだけに助かります。

今日も創作は無理だと思いますが、先日図書館から借りてきたリンドグレーンの『よろこびの木』(短編集『小さいきょうだい』所収の『ボダイジュがかなでるとき』と同じ)には、深く考え込んでしまいました。また『赤い鳥の国へ』についても。

この2作品は『ミオよ わたしのミオ』『はるかな国の兄弟』と同系統に属する、リンドグレーンの内面性が色濃く表現された、リンドグレーンの哲学を物語る作品といってもよいと思います。

リンドグレーンは社会運動家としても活動したアクティブな人で、女性としても未婚の母となるなど情熱的です(お金がなく、息子を里親に預けなくてはなりませんでした)。

リンドグレーンは決して無難な生き方をした人ではなく、作品もまたそうです。でも日本では無難に褒め称えるのがよいこととされているかのよう。勿論、一般の読者であればそれで充分でしょうが、評論家までそれというのでは情けない気がします。

リンドグレーンはどんな作品を執筆するにも全力投球を感じさせますが、前掲の諸作品では特にそれが感じられます。

今から年末までにリンドグレーンの作品について30枚書くのは無理かなあ。ちょっと考えてみます。もし書く場合は、当ブログのNotes:リンドグレーンの記事は非公開にさせていただくことになると思います。やっぱり無理かな、今からじゃ。

どうでもいい話ですが、娘は誕生日がリンドグレーンと同じ日です。父がその前日で、最初はその日がリンドグレーンの誕生日と勘違いしていたのですが、娘と同じでした。

娘もリンドグレーンのファンで、絵本『よろこびの木』『赤い目のドラゴン』を買うそうです。わたしはクリスマスにぴったりの『こうしはそりにのって』が気に入りましたが、これは入手できそうにありません。

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