夫の定年メモなど
今日、夫はポリテクに欠席届を提出し、受験に行きました。
60歳以上は年齢的に対象外となっている求人が多く、そうでないところは、履歴書の提出と面接で決まるというのが普通であるようです。
だから、今日、夫が受けに行ったようなところは二重に珍しいと思いました。
流通業関係の募集だったのですが、流通業では新入社員以外の募集は、短時間のアルバイトがほとんどで、中途採用の募集は珍しいです。
夫が問い合わせたところ、年齢的な制限はないということでしたが、建て前上、そうなっているところも多いようなので、夫もわたしも書類選考で落とされると想像していました。
ところが、それに通り、今日の受験となりました。
適性検査、ペーパーテスト、作文、面接があり、みっちり3時間。夫は試験の案内が届くと、それなりの準備が必要と判断し、ポリテク受験にも使った例の問題集で黙々と勉強していました。
年齢のこと、またキャリアがプラス、マイナス、どちらに働くかといった心配などありますが、受けなくては合格することもないのは、文学賞の応募と同じですものね。
夫は退職し、ポリテクに通い始めてから、カラーが変わりました。仕事が人間に及ぼす影響って、大きいのですね。バルザックは遺伝や環境が人間に及ぼす影響など、様々な観察を行いましたが、仕事が及ぼす影響の大きさについても作品で描いています。
好奇心旺盛で、アクの強い、アクティブな人間から、真面目で素朴な職人気質の人間となった最近の夫。
夫のラフで陰翳の強い性格は、弱肉強食の論理で動いている企業に身を置いているせいもあるのではないかとある時期から思っていましたが、それが証明されたかたちです(当然、その影響力はわたしにも及んでいたはず)。
今日受験した企業は同じ流通業といっても、またカラーが違うようです。
一方、わたしは今日も体調が悪かったので横になっていましたが、リンドグレーンの作品のことや、絵本にしたいお話について考えていました。
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