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2011年11月 1日 (火)

創作プランの変更(?)

昨日応募した作品の最後のほうをまだ読んでいなかった娘が、何か必死という雰囲気で(登場人物、動物がどうなるかハラハラしていたみたいだ)読んでいるのを見、わたしは満足感に浸った。

うん、愛読者がわたしを含め、2人はいる、と思った。

身近に愛読者がいるというのは心強い。アバタもエクボの心配がいくらかは減るから。

娘は、書店員としての経験が、商業的な戦略に騙されない見方に磨きをかけ(もちろん書店員としては柔軟に対応している)、なかなかシビアな批評眼を身につけるに至っている。その娘に気に入られると、素直に嬉しい。

わたしは初の、ミューズへの捧げものができたと思っている。意外なほど、うつくしい作品になった。賞に落ちても、この作品は大事にしていきたい。

で、今後のプランだが、『不思議な接着剤』を賞応募を前提に、とりあえず仕上げようかと考えた。何度もゆらいできて、数日検討してみようと思っている。

ラングドッグに取材に行ければ一番いいが、当面、行ける可能性はほとんどないので、このまま作品が風化してしまうことを畏れるのだ。

この作品をもとに続編を続々書いて拡げたい世界があるのに(要するにシリーズものにしたい)、これではいつまでも拡がらない。

取材に行けないため、作品に制限が加わるが、仮に取材に行って書けたとしても、現実的な見方をすれば、持ち込みで本にして貰える可能性は、ゼロに近いのではないだろうか。

となると、結局は賞に応募することになってしまうだろう。募集に合わせた枚数にして。それなら、いくらか不本意でも、今仕上げてみるのもいいのではないかと思えたのだ。

ところで、Webに公開した作品であっても応募できるというところは少ない。

電話で問い合わせて、他にも見つかりはしたが(そこのは短編)、きちんと明記してあるところは「つばさ賞」くらいではないだろうか。営利目的でない個人のWeb上の掲載は可とのこと。

締切は1月末なので、3ヶ月近くあり(10枚の童話と評論は今回はパスすることになる)、何とかなるのではないか。

規定枚数は220枚以内なのだが、冒険に入る前の段階で120枚になってしまっているのは、削るしかない。当初の計画からすると、コンパクトな作品にならざるをえないのが痛いところで、一番迷っていた理由だった。

「Web上の作品は応募後削除のこと」とあり、作品は既に引っ込めているが、ノートのほうも、資料の使いやすさのためにブログの書籍化サービスで本にしたあと、引っ込めることになる。ノートはわたしのブログでは閲覧者が多いので、申し訳ないが。尤も落ちたら再公開するだろうから、それまでの辛抱?(引っ込めるときは、改めてお知らせします)。

応募を決めるとなると、資料化のための、「Notes:不思議な接着剤」の整理からとりかかることになる。たっぶりひと月はかかりそう。この作業が進むというだけでも、応募の意味があるかなあ。

でも、でも、プラン変更についてはまだ迷いの中。結論が出るまでに数日かかりそうだ。

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